「電気・ガス」セット割を選ぶ時に注意すべきポイント

契約前に必ず確認を。


電気・ガスのセット割の注意点  2016年にスタートした電力自由化では、多くのガス会社が「電気とガスのセット契約」を武器に多数の顧客を獲得しています。2017年のガス自由化では、逆に電力会社がガス事業に参入することで、「ガス・電気のセット契約」の流れが加速していくことでしょう。


 既にガス会社の「セット割」を利用している人はたくさんいますが、必ずしもセット契約がお得ではない場合も多々あります。ここではその理由を解説していきます。


主食は電気。ガスはおかず。


4913円
9472円

 この2つの数字、何だか分かりますか??


 こちらは、総務省が集計している「家計調査」という統計から引用した、1世帯あたり毎月のガス料金と電気料金の平均額です。上がガス、下が電気です。


 見ておわかりの通り、電気代はガス代の2倍近い金額になっています。ここが最も注意すべき点です。


 まだ新ガス会社の料金プランが全く出ていない段階ではありますが、参入を表明している会社の社長が「(既存のガス会社よりも)10%引きを目指す」と発現しています(参考: 都市ガス自由化でガス料金はいくら安くなるの?
 一方、新電力は地域にもよりますが同様に10%引きから20%近く安くなる例もあります。


 仮に電気、ガスでそれぞれ10%ずつ安くなるとすると、ガス代は毎月-491円、電気は-947円になるのです。ガス料金は元々の金額が小さい分、同じ割引率でもお得になる額は小さくなりがちです。


 くれぐれも、ガス料金ばかり見て電気料金の削減を忘れないように注意してください。


電力会社の「セット割」は分が悪い・・?


電力会社は不利  電力会社が続々とガス事業に参入し、セット割を導入します。ですが私は、電力会社の提供するセット割はガス会社のそれに料金面で太刀打ちできないのではないか、と予想しています。


 なぜかというと、電力会社が電気料金の大幅な値下げに踏み込むことが難しいからです。
 セット契約向けに電気料金を大幅に下げてしまうと、電気のみで契約している世帯との間で大きな不平等が生じてしまいます。また、電力会社は電気の販売で収益を上げていますから、その料金水準を下げることは将来の収益性定低下を招く可能性があります。いくらガス契約を勝ち取ったとしても、客単価は電気の方が2倍ありますから電気に関しての利益が薄くなるのは死活問題です。


 単価の大きな顧客を奪うことに専念出来るガス会社と違って、電力会社はかなり不利な状況に置かれているというわけです。




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