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食洗機は給湯器オフで使うべき?つけっぱなしは損になる場合も

食洗機を使う際に、給湯器の電源をオンにしたままだとガス代や電気代の無駄が生じる場合があります。食洗機と給湯器のおすすめの使い方を紹介します。

食洗機は給湯器からの給水が多い

まず前提として、ご存知無い方も少なくないと思いますが食洗機への給水は給湯器を通している場合が多いです。給水が給湯管(給湯器)に繋がっているのか、それとも給水管に繋がっているのか分からない場合は、給湯器の電源をオンにした状態で食洗機を起動させ、給湯器のリモコンを確認してください。お湯を作っているようであれば給湯管(給湯器)に繋がっています。



給湯器の電源をオフにした方がいいケース

給湯器からの距離が遠い場合

給湯器から食洗機までの距離が遠い場合、せっかく給湯器でお湯をつくっても食洗機に注がれる水は冷たいままです。「すすぎ」などで2度目以降の注水が行われるまでの間に、給湯器内のお湯は温度が下がってしまうので2度目以降の注水もお湯にはならず、ただただ給湯器を無駄遣いするだけで終わります。給湯器が1階屋外、台所が2階や3階にある戸建住宅などが想定されます。

給湯器からの距離が遠い場合でも、食器の手洗いなどで台所でお湯を使った直後はお湯が側まで来ているので、この限りではありません。

給湯器の電源をオンにして、食洗機から最も近い蛇口(恐らく台所)を全開にして、お湯が出てくるまでに何秒掛かるか測ってみてください。次に、食洗機の電源をオンにして注水に何秒掛かっているか計測してください(水の音で分かります) 「食洗機注水時間-蛇口からお湯が出てくるまでの時間」の差が、給湯器から水ではなくお湯が注がれる時間の長さになります。あまりに短い場合は給湯器オフがエコになるはずです。

プロパンガスを使っている場合

プロパンガスを使用している場合、基本的には給湯器はオフの状態で食洗機に注水した方がお得です。

食洗機メーカーのデータなどを元に計算すると、20度の水を食洗機に注水してヒーターで温度を上げる場合よりも、都市ガスで沸かした40度のお湯を注水して食洗機内のヒーターで更に加温する方が電気代+ガス代トータルで見て後者(給湯器注水)の方が若干お得だとされています。

ですがプロパンガスは都市ガスの1.8倍程度のガス料金が掛かるため、プロパンガスでお湯を沸かした場合は損になるリスクが格段に高まるはずです。

基本的には給湯器はオフがおすすめ

給湯器は基本的にはオフがおすすめです。

オンの方がお得になる試算もあるが・・・

上表はパナソニックの公式サイトのデータをもとに、食洗機内の水を20度から40度まで上げるのに掛かる電気代(下の棒グラフ)と、都市ガスの給湯器で20度の水を40度まで上げるのに掛かるガス料金(上の棒グラフ)の比較です

給湯器のお湯の方が「安い」という結果ですが、この試算には蛇口からお湯が出てくるまでのロスが加味されていないとみられます。したがって、ロス(お湯になるまでの無駄)を考えると一般家庭の一般的なケースでは給湯器を使わない方がお得、ということになるはずです。

関連記事:食洗機の電気代を節約する方法

給湯器オフの効率的なやり方

単に給湯器をオフにするにしても、より効率的なやり方があります。

食洗機を使う場合、鍋など大きなものを手洗いすることが多いと思います。お湯で手洗いを終えた後に、すぐに給湯器の電源をオフにして、そして食洗機を起動させることで給湯管内のお湯を食洗機に注水することが出来ます。新たに消費するガスはゼロです。手洗いに入る前に、食洗機内に洗い物を並べ終えておくことで、ロス(給湯管内のお湯の温度低下)を防ぐことが出来ます。

また、家族が入浴を終えた直後に食洗機をスタートさせることでも、お湯を有効に使える場合があります。最後に入浴する人が給湯器のスイッチをオフ&食洗機のスタートボタンを押すルールを作ると良いでしょう。



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