ガス代の節約、そしてガス不足への協力に役立つ「節ガス」の具体的な方法を紹介します。
家庭で出来る節ガス対策のワザ
総合編
家庭全体で心がけたい節ガス対策を紹介します。
給湯器の設定温度を下げよう
給湯器の給湯温度を高くすることで、ガスの消費量が増えてしまいます。節ガスを心がけるのであれば設定温度を少し低く設定するのがおすすめです。
給湯器の設定温度を40度から38度に下げ、1日2回手を洗った場合、年間で13.56m3の節ガスになる(第二版家庭の省エネ大辞典)とされており、これは一般家庭の半月分のガス使用量に匹敵する量です。
用途に応じて設定温度を調節するのもおすすめです。例えば冬場に手を洗うのは35度、食器洗いは38度、シャワーを浴びる時は40度といったカタチでメリハリを付けるとストレス無く節ガスに取り組めると思います。
お湯が必要無い時は給湯器をオフに
給湯器の電源を入れっぱなしにしている家庭も多いと思います。ですがこれは無駄なガス消費を増やすことに繋がるため、こまめに電源をオン・オフすることをおすすめします。
例えば帰宅後に手を洗う際、手を洗い終えるまでに蛇口から温かいお湯が出てこない場合があります。手を洗っている人は冷たい水で手を洗っているにもかかわらず、給湯器ではその間もお湯を作っている(給湯器から蛇口に至るまでの給水管にはお湯が供給される)ため、完全なる無駄となってしまいます。非常にもったいないです。
お湯を使いたい人が、使いたい時だけ給湯器の電源をオンにするというルールを家庭内で徹底することが大事です。常時つけっぱなしは思わぬ無駄を生みます。
節電は節ガスになる
家庭の中の話ではなく、社会全体での話です。
日本は天然ガスの大部分を海外からの輸入に頼っていますが、天然ガスの約7割が発電用に使われています。日本で使われている電力の約4割は天然ガスを燃やして発電されているため、多くの天然ガスが発電のために消費されているのです。
「ガス不足」が起きている状況では節電をすることも重要と言えます。
お風呂編
お風呂は家庭内でも最も多くのガスを使う場所です。お風呂の節ガスの具体的な方法は以下の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
キッチン編
お風呂に次いでガスの消費量が大きいのがキッチンです。調理や食器洗いなどでガスを消費します。キッチンでの効果的な節ガス対策は以下の記事で解説します。
リビング・ダイニング編
家庭によってはガスのファンヒーターや床暖房を利用している場合があり、リビング・ダイニングでもガスを消費しています。リビング・ダイニングでの節ガス対策は以下の記事で解説します。