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調理の時に気をつけたいガスコンロの節ガス対策7選

ガスコンロの節ガス対策の具体的な方法を紹介します。

ガスコンロの節ガス対策

中火で使う

強火で短時間で調理・湯沸かしをした方が節ガスになるイメージを持っている方も少なくないかもしれませんが、実際には弱火で時間を掛けた方が使用するガスの総量は少なく済み、節ガスになります。

微弱火弱火中火強火
ガス消費量(m3)0.0380.0340.0360.052
加熱時間(分)34.316.210.57.8
出典:VS(比較しよう!)

上表はガスコンロで2Lのお湯が入ったヤカンでお湯を沸騰させる実験結果です。

強火(コンロの最大火力)では弱火の1.5倍ものガスを消費しており、効率が悪いです。とはいえお湯を沸かすのに16分もかけてはいられないと思うので、「中火」(この実験ではコンロの中間の火力設定)で使うのがガス消費量・時間効率的に最もベストと言えます。

強火をやめて中火でお湯を沸かした場合、1年間で5.84m3のガス消費量を削減出来ます(1日1回で計算) 1年間で一般家庭の約1週間分のガス消費量を削減できるイメージです。東京ガスのガス料金で年間762円の節約になります。

鍋の大きさに合った火の強さで使う

鍋底からこぼれるような強火で調理や湯沸かしをすると、ガス消費量が増大してしまいます。時間が無くて速く調理や湯沸かしをしたい場合でも、出来るだけ鍋底から火がこぼれない程度の強さに火力を調節するように心がけてください。

底が大きい鍋やヤカンを使う

鍋底から火がこぼれるとロスが大きくなります。鍋底が大きな鍋やヤカンを使うことで、より効率的に、短時間でコンロの火力を受け止めることが出来るため効率的です。

ただし鍋自体が大きくなると鍋を暖めるのにも火力を消費してしまうため、大きすぎる鍋を使うのは非効率です。

蓋や落し蓋を使う

蓋や落し蓋を使うことで、より短い時間で調理が出来るようになり、節ガスになります。

私は大学に入学して一人暮らしを始めた頃、「節約のため」フライパンの蓋を買わずに自炊をしていましたが、食材に火が通るまで非常に長い時間が掛かってしまい、結局1ヶ月ほどで蓋を購入。これまでの半分以下の時間で調理出来るようになり、節ガス・時短を実感しました。

常温に戻してから加熱する

お湯を沸かす時や食材を調理する際、出来るだけ常温に戻してから加熱することでより短時間で調理が完了するため、節ガスになります。

とはいえ生肉などを常温に戻すと食中毒の危険性もありますし、火の通り方が均一で無くなる(肉の外側が早く常温に戻り、中は冷たいまま)などのデメリットもあるので加減が必要です。

我が家では麺料理を茹でる際、数時間前には寸胴鍋に水道水を張っておき、室温に戻した状態から沸騰させるようにしています。

「煮る」より「焼く」

カレーのように水分の多い料理や、あるいは麺料理のように大量のお湯を沸かす必要がある料理はより多くのガスを消費します。焼肉や焼き魚のように食材を直接加熱する料理はガスの消費量が少なく済むので、節ガスになります。

予熱を活用する

ガスコンロの火を止めた後も、鍋や食材自体が持った熱でゆっくりと食材の中まで火が通っていきます。蓋が無ければすぐに冷めてしまいますが、蓋をしていれば予熱でじっくりと火が通るため、少し早めに火を消して節ガスを心がけましょう。

鍋・ヤカンの水滴を拭き取ってから火に掛ける

鍋やヤカンに水滴が付いたまま火に掛けると、その水滴を蒸発させるために火力が消費され、効率が低下します。鍋やヤカンは出来るだけ乾いた状態で使うようにしてください。

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