福島県のガス自由化の現状は?
ガス会社を自由に選べるようになったガス自由化ですが、福島県はその恩恵が及んでいないと言える現状があります。福島県内のガス自由化の最新情報を解説します。
目次
ガス自由化でも「選べない」福島県
福島県内のガス自由化の現状を解説します。
新規参入のガス会社が無い福島県
2017年に実施されたガス自由化では、ガス会社を各家庭や店舗などで自由に選んで乗り換えることが出来るようになりました。関東や関西などでは多数の新規参入のガス会社が登場し、既に10%以上が乗り換えた地域もあります。
ですが福島県内については、新規参入のガス会社が2024年現在も登場していないため、ガス会社を乗り換えることが実質出来ない状況が続いています。
県内には東部ガス、福島ガス、常磐共同ガス、常磐都市ガス、若松ガス、相馬ガス、東北ガスなどの中小のガス会社が存在していますが、いずれの地域にも新規参入はありません。
福島県に限らず、東北全域あるいは中国・四国地方などでも新規参入のガス会社が無い状況が続いており、全国的に見てもガス自由化の恩恵が及んでいるのは一部の地域に留まるというのが現状です。
プロパンガスを使っている場合は
プロパンガスは1996年に自由化されており、福島県内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。
なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。
電気の切り替えもおすすめ
電気だけで契約できる、電気代が安い新電力会社を452社から厳選して世帯人数別に紹介します。
1人暮らしで電気代が安い電力会社
東北電力エリアの1人暮らし世帯にはPontaでんきがおすすめです。東北電力標準メニューとの料金比較は以下のとおり。
世帯人数 | 年間削減額 |
---|---|
1人 20A/170kWh |
-1800円 |
電気料金自体は東北電力標準メニューとほぼ同額で、毎月150円分のPontaポイントが付与されることでお得になる料金体系です(試算にはポイント還元を含めています) 東北電力管内の新電力では最安水準と評価できる料金水準です。
初期費用や解約違約金などもありません。PontaでんきはKDDI系の会社がサービス提供を行っています。
2人以上世帯で電気代が安い電力会社
2人以上世帯では、ミツウロコでんきの「従量電灯B」が最安水準です。世帯人数ごとの平均使用条件で東北電力の標準メニューと料金を比較します。
世帯人数 | 年間削減額 |
---|---|
2人 30A/348kWh |
-3062円 |
3人 40A/391kWh |
-4342円 |
4人 50A/437kWh |
-5711円 |
ミツウロコは1886年創業、ガソリンスタンドやプロパンガスなどエネルギーの販売を手掛ける企業グループです。アニメ「ちびまる子ちゃん」のスポンサーの一社で、ちびまる子ちゃんの間にテレビCMを放映しています。
電気代が安いことに加え、初期費用や解約違約金もありません。電気代高騰リスクがある市場連動型プランでもありません。