北海道で安いガス会社を地域ごとに詳細解説
北海道内でも、地域によって選べるガス会社が異なります。地域ごとに安いガス会社を一覧で紹介します。
目次
北海道ではガス会社を「選べない」
「ガス自由化」から時間が経っていますが、残念ながら北海道では自由にガス会社を選ぶことが出来ないという現状があります。
北海道ガスのエリア
札幌や千歳、小樽市を始めとする北海道ガスの都市ガスのエリアでは、ガス自由化以来3年にわたり、新規参入が1社も無い状況が続いていました。しかし、2020年に入ってから以下の2社が参入しています。
いちたかガスワンのガス料金は北ガスと同額で、安くもならないし高くもならないという料金設定です。灯油や電気(エネワンでんき)とのセット割引があるので、同社のサービスを既に利用している人は検討してください。
2020年10月からスタートした北海道電力のほくでんガスは電気とのセット契約が必要です。北電の標準的なプランである「従量電灯」との組み合わせは出来ず、電気も専用プランに切り替える必要があります。
一人暮らし世帯では北電に電気・ガスをまとめるのがお得ですが、2人以上の世帯では電気を安い新電力に切り替え、ガスはそのまま北ガスを使い続けた方が圧倒的に安いです。安い電力会社は以下の記事で紹介しています。
その他のエリア(旭川ガスなど)
2020年になってようやく北ガスのエリアには新規参入のガス会社が現れましたが、旭川ガスや釧路ガス、室蘭ガス、帯広ガス、苫小牧ガス、岩見沢ガスなど道内の他のエリアには新規参入が1社も無いため、ガス会社を乗り換えることが出来ません。
プロパンガスは自由に切り替えOK
プロパンガスは都市ガスに先んじて1996年に自由化されています。地域によっては多くの業者が参入しているため、切り替えが可能です。
ただし、賃貸住宅に住んでいる場合などは切り替えが出来ません。持ち家の人は基本的にOKです。プロパンガスには「定価」があって無いようなものなので、各社から見積もりを取ることをおすすめします。詳しくは以下の記事で。
電気の切り替えもおすすめ
電気の使用量によって「安くなる」会社が異なります。452社から厳選して世帯人数別におすすめの電力会社を紹介します。
1人暮らしで安いのは
1人暮らし世帯にはPontaでんきがおすすめです。北海道電力の従量電灯B(標準メニュー)と料金を比較します。
エリア | 年間節約額 |
---|---|
1人暮らし 20A/月170kWh |
-1800円 |
電気料金自体は北海道電力の標準プランとほぼ同額(端数分、微妙に安い)で、毎月150円分のPontaポイントが付与されて「割引」になる料金体系です。年間で約1800円、北電の従量電灯Bより安いです。1・2人世帯では最安水準の料金プランです(2023年6月の北電値上げ後の料金に対応)
KDDI系の会社が運営しているので安心感という点でもおすすめです。解約違約金や初期費用もありません。料金高騰リスクがある市場連動型プランでもありません。

初期費用・解約金なし
2人以上世帯で安いのは
2人以上世帯の平均的な使用条件では、ミツウロコでんきの従量電灯Bが最安水準です。北海道電力の従量電灯B(標準メニュー)と料金を比較します。
エリア | 年間節約額 |
---|---|
2人暮らし 30A/月348kWh |
-6976円 |
3人暮らし 40A/月391kWh |
-8844円 |
4人暮らし 50A/月437kWh |
-10842円 |
解約違約金や初期費用もありません。ミツウロコでんきは1926年創業でガソリンスタンドやプロパンガスの販売を手掛けるミツウロコグループの電力部門です。
