2人暮らしのガス代が安くなるガス会社は?
ガス自由化に参入した各社がメインターゲットとして狙っている二人暮らし世帯。そのガス代が安くなる「おすすめの」ガス会社を紹介します。
目次
地域別 おすすめのガス会社
ガスはエリアによって参入している会社や、料金プランが細かく異なります。地域ごとに紹介します。
東京ガスのエリア
東京ガスからの乗り換えには、レモンガスがおすすめです。2人世帯の平均使用量の場合、東京ガスよりも年間2895円安くなります。更に、公式サイトからの申込みで最大1万円分のキャッシュバックがあるので、とてもおトクです。解約違約金などもありません。
エルピオ都市ガスはガスだけでも契約できますが、電気とセット契約にすることでセット割引が適用されます。エルピオでんきは2人世帯の平均使用量で東電の標準メニューと比較して年間8371円安くなり、関東で最安水準です。2人世帯ではエルピオでんき・エルピオ都市ガスのセット契約がおすすめです。電気も解約違約金などはありません。
大阪ガスのエリア
大阪ガスの乗り換えには関西電力のガスがおすすめです。
ガスだけで契約する場合、大ガスよりも年間5594円の節約になります(2人世帯の平均使用量での試算)
また、電気とセット契約にする場合は更に割引が加算されるため、ガス代で年間7530円、電気代でも年5220円安くなります。大ガスのセット契約よりも年間で合計6千円以上安いです。
東邦ガスのエリア
東邦ガスからの乗り換えであれば、中部電力のガスがおすすめです。
2人世帯の標準使用量では東邦ガスよりも年間4330円安くなります(ガスのみで契約する場合)電気とセット契約にする場合はガス代で年間5852円安、また電気代もこれまでよりも「わずかに」安くなります。
ガスは中電、電気はまちエネの「きほんプラン」にそれぞれ切り替えると、合計で年1万円程度安くなるので、とことん節約したい場合はこちらがおすすめ。まちエネはローソン系の新電力で、解約違約金などが無い料金プランです。
その他のエリア
上で挙げた3社のエリアにはガス自由化で複数の会社が参入していますが、それ以外の地域については参入が1社のみ、あるいは2020年になっても「新規参入ゼロ」というところが少なくないです。北海道・東北・中国・四国・北陸地方はガス自由化の参入企業が未だにありません。
エリア別の情報については、以下の記事で都道府県別に最新情報を随時更新しているので、参考にしてください。
「一般契約」以外からの切り替えは注意が必要
ガスの乗り換えには注意が必要な点もあります。
乗り換えると割高になることも
記事前半で紹介した「おすすめ」のガス会社は、いずれも既存のガス会社の「一般契約」と呼ばれるベーシックなプランからの切り替えを想定しています。
ガス床暖房やエネファームを設置しているなどして、割引プランを契約中の場合は、新しいガス会社に乗り換えることでかえって割高になることも珍しくありません。
ガス床暖房やエネファームなどを設置している場合は、専用のプランへの切り替えをおすすめします。ただし、新規参入のガス会社にはそうした特別なプランが無いことが多いです(特にエネファーム用プランは無い)
プロパンガスを使っている場合はこちら
プロパンガスをお使いの場合は、以下の記事を参考にしてください。
プロパンは「定価があって無いような世界」ですし、また参入企業も地域によっては数十以上あるので、一括見積りを取るのがおすすめです。
ただし、賃貸住宅にお住まいの場合はプロパンガス会社を変えることが出来ないと考えてください。大家の同意があれば可能ですが、基本的には無理だと考えた方がよいです。持ち家であれば自由に乗り換えが出来ます。