Looopガスと東京ガス、本当に安いのは？
Looopガス東京ガス、ガス料金が安いのはどちらなのか。電気とのセット契約も含めて、世帯人数ごとの平均使用量でのシミュレーション結果をもとに結論を出します。
目次
Looopガスの料金プランの解説Looopガスと東京ガスの料金比較
ガス料金プランの比較 どちらが安い？
東京ガスの「一般契約」から切り替えた場合の、世帯人数別の平均使用量での試算をもとに料金比較を行います。
| お得率と年間節約額 | 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
| Looopガス | -1.6% -639円 |
-2.6% -1587円 |
-2.5% -1823円 |
-2.5% -1853円 |
Looopガスは東京ガスと比べて2%前後安くなる料金体系です。
東京ガスエリアの新規参入のガス会社の料金プランとしては、やや見劣りする料金水準です。
東京ガスのエリア（関東）のガス料金比較電気料金の比較
東京電力の標準的なプランである「従量電灯B」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
| お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
| Looopでんき おうち/セット |
試算不能 | 試算不能 | 試算不能 | 試算不能 |
| 東京ガス ずっとも電気1/セット |
20A契約不可 | -7.8% -8896円 |
-8.5% -11331円 |
-9.1% -13880円 |
| 東京ガス ずっとも電気1S ガスとセット |
-3.3% -1682円 |
-5.6% -6340円 |
-6.2% -8269円 |
-6.7% -10328円 |
Looop、東京ガスともセット割引を含めた試算です。
Looopでんきは4人以上の世帯で東京ガスの電気よりも安くなります。Looopは基本料金0円という料金体系なので、契約容量が大きい40A以上の契約でメリットが大きくなります。
東京電力エリアの電気料金比較表
ガス・電気トータルでお得なのは？
セット契約トータルでどの会社が最も安いのか、世帯人数ごとに結論をまとめます。
| ↓エリア | 1人暮らし | 2人暮らし | 3人世帯 | 4人以上 |
|---|---|---|---|---|
| 東京電力・東京ガス | 東京ガス | 東京ガス | Looop | Looop |
一人暮らし、二人暮らしでは東京ガスのセット契約の方が安く、3人以上の世帯ではLooopでんき・ガスのセット契約が安いです。
なお、一人暮らしの場合は東京ガスの電気を「ずっとも電気1S」で契約してください。「ずっとも電気1」は使用量が一定程度無いと割高になる料金体系です。
サービス内容の比較
料金以外のサービス内容や細かな条件を比較します。
| Looopガス | 東京ガス | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無し | 無し |
| 解約時の違約金 | 無し | 無し |
| 支払方法 | クレジットカード | 口座振替、クレジットカード コンビニ・銀行、スマホアプリ |
Looopは支払い方法がカードのみと限られている点に注意が必要です。東京ガスは多様な支払い方法に対応しており、使い勝手が良いと言えます。
2社とも、電気を契約すると「かけつけサービス」が無料で付帯します（東京ガスは「ずっとも電気1S」には付帯しない）
東京ガスのかけつけサービスは、水回り・玄関鍵、窓ガラスのトラブルに無料で応急対応をしてくれるというものです。それに対しLooopでんきのかけつけサービスは電気のトラブルに応急対応を行います。
両社の特徴をまとめます
最後に、両社の特徴をまとめます。
Looopガス
中部電力が出資する大手新電力です。ガスは同じく中部電力系のCDエナジーが供給を行います。ガスは単独で利用することが出来ず、電気とのセット契約が必要です。
電気・ガスのセット契約では、ファミリー世帯では東京ガスよりもお得です。3人以上の世帯でメリットのある料金体系となっています。
東京ガス
Looopでんき・ガスとの比較では、一人暮らしと二人暮らしの場合にLooopのセット契約よりも安くなる料金体系です。
なお、「ずっとも電気1」プランは色々と付帯サービスが付いてお得ですが、一人暮らしのように電気の使用量が少ない場合に東電よりも割高になる料金体系のため注意してください。一人暮らしの場合は「ずっとも電気1S」がおすすめです。
ガス会社の比較
電気料金の比較シミュレーション