どうなる?リミックスでんきのガス
リミックスでんきのガス自由化への参入状況を、最新情報をもとに詳しく解説します。
目次
ガス自由化には参入していないリミックスでんき
リミックスでんきのガスの現状を解説します。
電気は売っているがガスは売っていない
2016年4月から電力自由化に参入し、一般家庭や企業に「リミックスでんき」として電力の販売を行っているリミックスポイント社ですが、2021年現在ガス自由化には参入していません。
他社では電気・ガスのセット契約で顧客を獲得しているところもありますが、リミックスでんきに関してはそうしたセット契約・セット割引などもありません。
ガス自由化は参入のハードルが高い
リミックスでんきに「ガスが無い」理由としては、ガス自由化への参入のハードルの高さが指摘できます。
電力自由化では、卸電力取引所などから電力を調達することで、比較的容易に参入が可能です。2020年末時点で700社近くが参入に必要なライセンスを取得していることからも見てとれます。
一方、ガス自由化ではガスを取引するマーケットが整備されていなかったり、あるいは自社で定期点検などに対応する保安体制を準備する必要があり、多額の設備投資が必要となります。新電力として登録を済ませている会社は前述の通り700社近くありますが、ガス自由化の参入に必要な登録を済ませている会社はわずか80社あまりに留まる現状があります。
今後の動向は?
参入が進まないガス自由化ですが、ガスの販売に必要な諸々一式のサービスをパッケージで提供するサービスが登場するなど、参入のハードルは徐々に下がりつつあります。
リミックスでんきについても、他社と提携することでガス自由化への参入が実現する可能性があると言えます。ただし、参入が実現したとしても対応エリアは東京ガス・大阪ガス・東邦ガスの主要3エリアに限られる可能性が大きいです。
リミックスでんきと一緒に契約すべきガス会社は?
ガスだけで安くなる会社をおすすめ
新規参入のガス会社の多くは、ガスだけでも契約することが可能です。電気・ガスでは「セット契約」に注目が集まっていますが、ほとんどのケースで電気・ガスを別々の会社と契約した方がお得になります。
リミックスでんきの場合も、安いガス会社と別々に契約した方がお得です。例えば東京ガスエリアの料金プラン(3人世帯平均使用量)でシミュレーションした結果はこちら。
内容 | ガス料金 | 電気料金 | 月合計 | 月の差額 |
---|---|---|---|---|
東京ガスのガスと 東電の電気 |
6144円 | 11078円 | 17222円 | - |
電気・ガスともに東電 | 5959円 | 10793円 | 16752円 | -470円 |
電気・ガスともに東京ガス | 6144円 | 10123円 | 16267円 | -959円 |
エルピオ都市ガスと リミックスでんき |
5851円 | 10283円 | 16134円 | -1088円 |
3人世帯の平均使用量
以下の記事で、地域ごとに料金プランを比較できます。