エイブルガス
不動産仲介のエイブルが、東電系のPinTと手を組んで一部地域で提供しているのがエイブルガスです。他社の料金プランとも比較しながら、メリット・デメリットを解説します。
目次
エイブルガスってどんな会社?
まずはエイブルガスについて説明します。
東電系のPinTがガスを供給
エイブルガスのサービスは不動産仲介のエイブルが契約を取り次ぎ、実際には東電系の新電力であるPinTがガスを供給します。エイブルは窓口として、主に賃貸契約者にエイブルガスを売り込んでいます。
PinTは東電系の新電力として設立され、エイブルのような代理店を通じて契約を伸ばしている新電力です。
料金プランの解説
ガス料金はいくらお得になるの?
大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」からエイブルガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算を紹介します。(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算 原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
東京ガスのエリア | -3.0% -1165円 |
-3.0% -1838円 |
-3.0% -2215円 |
-3.0% -2262円 |
ガス料金は大手ガスの標準的なプランと比べて一律3%安く設定されています。
セット割引は?
エイブルでんき、エイブル光の料金と合算して、毎月の請求額に応じて割引が適用されます。割引率は以下のとおり。
1ヶ月の料金 | 割引率 |
---|---|
〜5千円 | 1% |
5001〜2万円 | 3% |
20001〜5万円 | 5% |
50001円〜 | 7% |
注意点としては、例えば料金が「7千円」の場合は7千円に対して3%つまり210円の割引が適用されるのではなく、5千円までに1%(50円)、5001〜7千円までに3%(60円)の割引が適用されます。
以上をふまえると、一人暮らしの場合はエイブルガスは上位のお得なプランと言えます。二人暮らし以上の場合は、他社の方が安いです。
供給エリアは?
東京ガスのエリアに対応しています。
支払い方法は?
口座振替、クレジットカード払いに対応しています。
エイブルガスの評価
一人暮らしにはおすすめ
エイブルガスの料金プランは、他社と比較して「一人暮らし」の場合のみ競争力のある料金設定です。一人暮らしの平均的な使用条件では最安水準と言ってもよい料金水準です。
一方、エイブルでんきはメリットが薄いのでおすすめしません。電気代が安い料金プランは以下の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてください。
2人暮らし以上の場合は他社をおすすめ
一人暮らしでは安いエイブルガスですが、2人以上の世帯の使用条件では他の新規参入のガス会社と比べて平均的と言える料金水準です。エイブルガスよりも年間数千円、安くなるガス会社もあるので他社を検討することをおすすめします。