えねこねガスのメリット・デメリットを全解説
えねこねガスのメリット・デメリットを、料金シミュレーションの結果を交えて他社と比較しながら詳しく解説します。
目次
えねこねガスってどんな会社?
まずはえねこねガスについて説明します。
東急系が販売、中部電力・大阪ガス系が供給
えねこねガスは私鉄大手の東急と東北電力が出資している東急パワーサプライが販売し、中部電力と大阪ガスの子会社であるCDエナジーがガスを供給するガス供給サービスです。
いくつもの大手企業が複雑に絡み合って提供されているのが「えねこねガス」です。知名度は低いですが、提供元企業の信頼感はあると思います。
料金プランの解説
ガス料金はいくらお得になるの?
大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」からえねこねガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算を紹介します。(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)
| お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
| 東京ガスのエリア えねこねガス一般プラン |
-0.6% -247円 |
-2.1% -1255円 |
-2.0% -1477円 |
-2.0% -1505円 |
| エルピオ都市ガス スタンダード(参考用) |
-3.9% -1529円 |
-4.7% -2895円 |
-4.8% -3515円 |
-4.8% -3593円 |
一定の使用量を超えると東京ガスの標準メニューより2%安くなり、一人暮らし世帯のように使用量が少ないと東京ガスとほぼ同額になる料金体系です。
東京ガスと比較すれば安いですが、東京ガスエリアの新規参入のガス会社の中では「割高」な料金設定です。
セット割引は?
電気とガスをセット契約にすると、ガス料金が毎月220円割引になります。当サイトの試算には含めていません。
供給エリアは?
東京ガスの都市ガス供給エリアの一部に対応しています。
支払い方法は?
クレジットカードと口座振替に対応しています。
えねこねガスの評価
東京ガスよりは安いが、新規参入の中では割高
料金シミュレーションのところでも解説したとおり、東京ガスの標準メニューと比較して割安な料金設定ではあるものの、新規参入のガス会社の中では「割高」な料金設定です。
ガスだけで契約するなら他社とよくガス料金を比較することをおすすめします。
電気がかなり割高なので注意 セット割は非推奨
えねこねガスはえねこね電気とセット契約で割引が入りますが、えねこね電気の電気代が東京電力の標準メニュー(従量電灯B)と比較してかなり割高に設定されています。一般家庭の標準的な使用量で年間数万円単位で割高になる場合もあるので注意してください。
電気料金プランについては以下の記事で詳しく解説しています。
ガス自由化の料金比較
東京ガスのエリア(関東)のガス料金比較
えねこねでんきのメリット・デメリット