パレットガスのメリット・デメリット
パレットクラウド社が提供している都市ガスサービス「パレットガス」のメリット・デメリットを、全国社・124プランと比較しながら分かりやすく解説します。
目次
パレットガスってどんな会社?
まずはパレットガスについて説明します。
賃貸住宅向けサービス
パレットガスは、「パレット管理」という賃貸住宅向けサービスを利用している賃貸住宅に向けて提供されている都市ガスサービスです。以前から電力サービス「パレット電気」が提供されていましたが、東京ガスのエリアで2021年6月からガスの販売も開始しました。
CDエナジーがガスを供給
パレットガスで実際にガスを供給したり、法律で定められた保安検査などを行うのはCDエナジーという会社です。CDエナジーは中部電力と大阪ガスが50%ずつ出資して設立されたエネルギー企業で、関東で電気・ガスの販売を行っています。
なお、パレットガスのガス料金プランはCDエナジーの料金プランに準じた内容となっています。また、パレット電気もCDエナジーが電気を供給しています(一部、別の会社が供給している場合もある)
料金プランの解説
東京ガスと比較していくらお得?
東京ガス(東京地区)の「一般契約」からパレットガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算 原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
パレットガスA ガスのみ |
-3.1% -1211円 |
-3.1% -1906円 |
-3.1% -2294円 |
-3.1% -2343円 |
パレットガスA 電気とセット |
-3.6% -1398円 |
-3.6% -2203円 |
-3.6% -2651円 |
-3.6% -2707円 |
料金水準は、新規参入の会社の中でも「平均的」と言える水準です。CDエナジーと同じ料金単価に設定されています。
この他、ガス式の床暖房などを設置している家庭向けの「パレットガスB」プランもあります(東ガス「暖らんプラン」相当) こちらのプランは東ガスより「わずかに」安いです。
セット割引は?
パレット電気とセット契約にすることで、ガス料金が0.5%割引になるセット割引を提供しています。この点に関しても供給元であるCDエナジーと同じです。
供給エリアは?
東京ガスの都市ガス供給エリアにのみ対応しています。
支払い方法は?
口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
パレットガスの評価
料金水準では見劣りする
パレットガスは東京ガスの標準メニューと比較して3.1%安くなる料金設定です。同エリアでは東京ガスと比べて4〜5%安くなる新規参入のガス会社もいくつかあるので、それらと比べるとパレットガスはやや見劣りする料金設定といえます。