CDエナジーと楽天ガス、本当に安いのは?
CDエナジーガスと楽天ガス、ガス料金が安いのはどちらなのか。電気とのセット契約も含めて、世帯人数ごとの平均使用量でのシミュレーション結果をもとに結論を出します。
目次
CDエナジーガスと楽天ガスの比較
CDエナジーガスと楽天ガスを比較していきます。
ガス料金プランの比較 どちらが安い?
東電ガスの「一般契約」から切り替えた場合の、世帯人数別の平均使用量での試算をもとに料金比較を行います。
お得率と年間節約額 | 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
CDエナジー ガスのみ |
-3.1% -1211円 |
-3.1% -1906円 |
-3.1% -2294円 |
-3.1% -2343円 |
CDエナジー セット契約 |
-3.6% -1398円 |
-3.6% -2203円 |
-3.6% -2651円 |
-3.6% -2707円 |
楽天ガス | -1.0% -388円 |
-1.0% -612円 |
-1.0% -737円 |
-1.0% -753円 |
いずれの条件においても、楽天ガスよりCDエナジーのガスの方が安いです。
なお、楽天ガスはガスだけで契約することが出来ません。
電気料金の比較
東京電力の標準的なプランである「従量電灯B」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
CDエナジー ベーシック/セット契約 |
-3.8% -1949円 |
-6.2% -7039円 |
-7.3% -9674円 |
-8.1% -12473円 |
CDエナジー ファミリー/セット契約 |
20A契約不可 | -5.7% -6459円 |
-7.2% -9556円 |
-8.4% -12849円 |
CDエナジー シングル/セット契約 |
20A契約不可 | -2.6% -2900円 |
-2.4% -3187円 |
-2.3% -3490円 |
楽天でんき プランS |
調整中 料金試算で確認 |
調整中 料金試算で確認 |
調整中 料金試算で確認 |
調整中 料金試算で確認 |
楽天電気は30A以上でないと契約することが出来ません。30Aで一人暮らしの平均使用量で試算すると、CDエナジーの「ベーシックでんき」が楽天でんきよりも安いです。
4人世帯では楽天でんきが安く、3人以下の世帯ではCDエナジーの方が電気代が安いと言えます。楽天電気は「基本料金0円」という料金体系なので基本料金が高くなる50A以上の契約でCDエナジーよりも安くなるケースが多いです。40A以下の場合はCDエナジーをおすすめします。
ガス・電気トータルでお得なのは?
電気代、ガス代トータルで安いのはどちらなのか、結論をまとめます。
↓エリア | 1人暮らし | 2人暮らし | 3人世帯 | 4人以上 |
---|---|---|---|---|
東京電力・東京ガス | CDエナジー | CDエナジー | CDエナジー | CDエナジー |
電気・ガスのセット契約で見た場合、一人暮らしから4人暮らしまでいずれのケースでもCDエナジーの方が安い結果となりました(いずれも上で紹介した世帯人数ごとの「平均使用量」での試算)
CDエナジーは電気のみ、ガスのみでも契約することが出来ますが、セット契約にすることでガス代・電気代がそれぞれ安くなるセット割引を提供しています。楽天は特にセット割引はありませんが、ガスだけで契約することが出来ません。
セット契約にするのであれば、一般家庭では基本的にCDエナジーをおすすめします。
サービス内容の比較
料金以外のサービス内容や細かな条件を比較します。
CDエナジーガス | 楽天ガス | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
支払方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード |
付帯サービス | 特に無し | 特に無し |
CDエナジー、楽天ガス・電気ともに特に付帯サービスはありません。サービス内容に関しては、支払い方法が楽天はカード払いのみとなっている点を除けば大きな差は無いと言えます。
両社の特徴をまとめます
最後に、両社の特徴をまとめます。
CDエナジー
中部電力と大阪ガスが共同で設立し、首都圏で営業しているエネルギー企業です。
ガス料金が楽天ガスより安く、また電気・ガスのセット契約で見た場合も楽天よりトータルで割安です。口座振替での支払いにも対応しています(楽天はカード払いのみ)
楽天ガス
ガスだけで見た場合、CDエナジーと比べて見劣りする料金設定です。楽天ガス自体は東京ガスが供給を行っているため、競争力のあるプランを打ち出すことが難しいようです。
電気・ガスのセット契約の場合は、上の試算ではCDエナジーに負けてしまいましたが例えば電気の契約容量が60Aの場合などに、CDエナジーよりもトータルで安くなります。電気の契約容量が大きい場合にメリットが大きくなる料金体系となっています。