個人向けの都市ガスの販売は子会社であるエバーグリーン・リテイリングに移管されました。
以下、過去情報となります。
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- エバーグリーンの都市ガス料金プランの解説
料金プランなどを詳しく解説
イーレックスの都市ガスの概要
新電力大手のイーレックスが、2018年4月から都市ガスにも参入しました。この記事ではそんなイーレックスの「ガス」のメリット・デメリットを、東京ガスなど他社と比較しながら解説します。
目次
イーレックスってどんな会社?
まずはイーレックスという会社について簡単に解説します。
東証一部上場の新電力大手
イーレックスは東証一部上場の新電力大手です。
1999年に設立され、現在は阪和興業や太平洋セメントなどが主要株主に名を連ねています。企業や一般家庭に電気の供給を行い、一般家庭向けとしては9万件の契約を獲得。全国でも有数の規模を誇っています。
パームヤシを絞ったあとのカスを利用したバイオマス発電に力をいれており、国内で2箇所の発電所が稼働。更に2箇所の稼働を計画しており、バイオマス発電の会社としても注目を集めています。
東電系と提携してガス自由化に参入
今回ガス自由化への参入は、東京電力系の企業との提携により実現します。
東京電力とニチガスが折半出資して設立した「東京エナジーアライアンス」というガスの卸や保安検査などを手がける会社と提携することで、イーレックスがガス自由化に参入を果たすことが出来ました。
発電用に大量のガスを扱う東電から供給を受け、保安検査などの業務はニチガスが担うとのことです。
電力自由化では競争相手としてぶつかる東京電力とイーレックスですが、ガス自由化では手を結ぶことになります。
料金プランの解説
東京ガスとの比較
東京ガスからの乗り換えでいくらお得になるのでしょうか。
東京地区・一般契約料金からの乗り換えで試算してみました(原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
イーレックス ガスのみ |
-3.1% -1198円 |
-3.6% -2221円 |
-3.4% -2536円 |
-3.4% -2576円 |
イーレックス 電気とセット |
-6.2% -2398円 |
-5.6% -3421円 |
-5.1% -3736円 |
-5.0% -3776円 |
新規参入企業としては「平均的」と言える料金水準です。
電気とのセット割引
イーレックスの電気も契約している場合は、月100円のセット割引が適用されます。なお、イーレックスの関東エリアの電気料金はあまり安いとは言えない水準なので、トータルで見るとお得感は小さいです。
キャンペーン割引
契約から12ヶ月間、ガス料金から毎月150円割引になります。当サイトの試算では期間限定の割引を含めないルールとなっているため、試算にはこの150円の割引を含んでいません。
供給エリアは?
当初の参入エリアは、東京ガスの「東京地区」エリアが対象となります。続いて東邦ガス、大阪ガスのエリアにも参入しました。