ニチガスの都市ガスの評価

ニチガスがガス自由化に参入


 プロパンガス大手で、かねてから東京電力と関係を深めてきたニチガス。2018年にはついに東電と資本提携を結び、その関係をより一層深めています。


 出川哲朗さんが出演する「ニチガス・ニ・スルーノ三世」というCMを目にした人も多いと思いますが、本当に「ニチガスにするのは賛成」と言える内容なのか、詳しく解説していきます。



ニチガス公式サイト

供給エリアは?


 東京ガスの供給エリアを中心とした、1都6県に対応しています。


 東京ガスのエリアの他にも、東部ガス、栃木ガス、鷺宮ガス、野田ガス、武陽ガス、角栄ガス、館林ガスのエリアにも対応しています。地域ごとに料金が異なるので注意してください。


ガス料金プランの解説


東京ガスと比較したお得率


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
ニチガス -2.7%
-1027円
-3.5%
-2127円
-3.8%
-2741円
-3.8%
-2818円

 東京ガスのエリアに参入している会社の中では「平均的」と言える料金水準です。


 公式サイトやチラシには「5%off」と書いてありますが、5%オフなのはガスの「従量単価」だけで、「基本料金」は東京ガスよりも高く設定されているため、ガス料金全体として「5%オフ」にはなりません。


ニチガス公式サイト

セット割引


セット割対象サービス 詳細 割引額
電気とセット契約 ニチガスでんきとセット契約 毎月300円引き
(年間3600円)
ビットコイン割引 ビットコインで支払うと割引 毎月100円引き
(年間1200円)
宅配水 アクアクララ 新規契約のみ適用 毎月300円引き
(年間3600円)
ニチガス光 ネット回線とセット契約 毎月300円引き
(年間3600円)

 ガス・電気のセット契約については記事後半の東京ガスと比較してどうなのかに詳しい試算を載せています。


支払い方法は?


 口座振替、クレジットカードに加えビットコインでの支払いにも対応しています。


 なお、東京ガスなどにある「口座振替割引」はありません(東京ガスの場合は月54円) クレジットカードで払うのがおすすめです。


ニチガス公式サイト

ニチガスの評価


 ニチガスとの契約で注意すべき点を紹介します。


「選択約款」で契約している場合は割高になることも


 現在、東京ガスで「選択約款」と呼ばれるプランで契約している場合は、ニチガスへの乗り換えで割高になる可能性があります。


 ガスファンヒーター、ガス式の床暖房、エコウィル、エネファームを設置しているご家庭では、こうした選択約款のプランを契約している可能性があります。検針票の「ご契約種別」の欄に「一般契約」と書かれていない場合は、より慎重に乗り換えを検討してください。


床暖房は割高


 東京ガスの「暖らんプラン」で契約している場合は、ENEOS都市ガスの「床暖プラン」に切り替えると1〜7%安くなるのでこちらがおすすめです。


ニチガス公式サイト

東京ガスと比較してどうなのか


 電気代では東京ガス、ガス代ではニチガスの方が安いですが、トータルで見るとどうなるのか。モデルケースをもとに試算します。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気
5007円 9306円 14313円 -
電気・ガスともに東京ガス 5007円 8573円 13580円 -733円
電気・ガスともにニチガス 4830円 8620円 13450円 -863円
レモンガス
エルピオでんき
4794円 8620円 13414円 -899円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh:30Aで計算
2人世帯の平均使用量です

 トータルでニチガスの方が安いです。
 ただし、電気の使用量が月200kWh(東電の料金で5千円程度)を下回ることがある場合は、東京ガスの方が安くなります。


 付帯サービスでは東京ガスの方が充実しています。
 例えば「駆けつけサービス」は両社とも付帯していますが、電気のトラブルのみ対処するニチガスに対し、東京ガスは鍵や水回り、ガラスのトラブルにも対応します。


ニチガス公式サイト




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