Looopでんき+ガスの概要
2019年9月に申し込み受付を開始した「Looopでんき+ガス」のメリット・デメリットを、東京ガスやENEOSなど他社と比較しながら詳しく解説します。
目次
Looopとはどんな会社?
まずはLooopでんき+ガスについて説明します。
中電系と提携しての参入
参入のハードルが高いと言われ、参入する企業が伸び悩んでいるガス自由化。Looopは中部電力と大阪ガスが共同で設立した「CDエナジーダイレクト」と提携することで参入を実現しました。
供給するガスを同社から調達するほか、保安点検などもCDエナジーダイレクトが委託した業者が担当します。
なお、Looopは2018年に中部電力から約10%の出資を受けています。
電気とのセット契約が必要
Looopのガスはガスだけでの契約は出来ず、「Looopでんき」とのセット契約が必要です。Looopでんきをまだ契約していない場合は、電気・ガスを一緒に申し込むことも可能です。
また、供給エリアは東京ガスの都市ガスエリアの一部のみとなります。
料金プランの解説
東京ガスと比較していくらお得?
東京ガス(東京地区)の「一般契約」からLooopでんき+ガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとのガス代の試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算 原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
Looopでんき+ガス 電気とセット |
-1.6% -639円 |
-2.6% -1587円 |
-2.5% -1823円 |
-2.5% -1853円 |
基本料金・従量料金単価ともに一律額という、これまでに無かった料金体系です。電気とは違って基本料金は「0円」ではないのでご注意を。
ガス代の削減幅としては、東京ガスエリアの新規参入企業の中では見劣りする水準です。例えばENEOS都市ガスでは東京ガスよりも一律4%安くなります。
セット割引は?
Looopでんきとのセット割引があります。
電気料金の単価が0.4円/kWh安くなるという内容で、例えば月300kWhの電気を使う場合は月に120円の割引となります。電気・ガスをトータルで乗り換えた場合の試算を紹介します(原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh ガス:17m3 |
30A / 月348kWh ガス:31m3 |
40A / 月391kWh ガス:39m3 |
50A / 月437kWh ガス:40m3 |
Looopでんき | +1021円 | -6739円 | -12765円 | -18750円 |
東京ガス | -1733円 | -9006円 | -11458円 | -14024円 |
東京電力の従量電灯B・東京ガスの一般契約プランからそれぞれ乗り換え、セット契約を適用した場合に年間で削減出来る額です(東ガスは1人世帯のみ「ずっとも電気1S」、2人以上は「ずっとも電気1」 ポイント還元含む)
1・2人世帯では東京ガスにまとめた方ががトータルで割安、3人以上の世帯ではLooopでんきが割安です。
供給エリアは?
東京ガスの都市ガスの供給エリアの一部が対象です。公式サイトに郵便番号を入力すると対象エリアかどうか調べることが出来ます。