ENEOS都市ガスの評価 | ガス自由化

ENEOS都市ガスの利点・欠点


 2019年2月1日から都市ガスを始めたENEOS。一部マスコミ報道では「最安値」と紹介されていますが、実際のところはどうなのか。実際に契約した感想を交えながら詳しく紹介していきます。



ENEOS都市ガス公式サイト

ENEOSってどんな会社?


 まずはENEOSのガスについて説明します。


「ENEOSでんき」で56万件の契約を獲得


ENEOSのガソリンスタンド


 2016年4月の電力自由化で「ENEOSでんき」のブランド名で家庭向けの電力事業に参入したENEOS(JXTGエネルギー)


 スタート直後は小池栄子さん、最近ではエネゴリくんと吉田羊さんが出演するテレビCMを流したり、ガソリンスタンドなどでの勧誘が功を奏して56万件の契約を獲得しています。


 国内のガソリン需要が減少を続ける中、「総合エネルギー企業」への変革を目指しており、その一環として電気・ガス事業に参入しています。


当初はガスを東電系から調達する


 都市ガスの原料であるLNG(液化天然ガス)の取扱量が国内有数の規模であるENEOSですが、「ENEOS都市ガス」スタート当初は東電とニチガスが設立した会社からガスを調達します。


 現在、川崎市内に大阪ガスや東電と共同で都市ガスの製造設備を建設しており、2020年4月の稼働を目指しています。稼働すれば、自社供給に切り替える可能性も考えられます。


 また、ガス会社として重要なガス器具の保安・点検などは東京ガスに委託することで対応します。


エネゴリくん?


ENEOS都市ガス公式サイト

料金プランの解説


東京ガスと比較していくらお得?


 東京ガス(東京地区)の「一般契約」からENEOS都市ガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
ENEOS都市ガス
標準プラン
-4.0%
-1523円
-4.0%
-2406円
-4.0%
-2899円
-4.0%
-2960円

 東京ガスと比較して、一律で4%安くなる料金設定です。使用量が少ない世帯でも、お得に使えます。CMでおなじみの東電ガス(TEPCO)やニチガスをおさえて、「上位」のお得なプランと言えます。


 一般契約プラン相当のプランに加え、東京ガスの「暖らんプラン」に相当するプランもあります。ガス床暖房や乾燥機などを導入している世帯向けです。割引の適用条件によって異なりますが、東京ガスと比べて1〜7%安いです。


セット割引は?



 ENEOS電気と同じく、200円につき1ポイントのT-POINTが付きます。


ENEOS都市ガスで付いたT-POINT

ENEOS都市ガスで付いたT-POINT

 また、ガス料金を支払うカードをENEOSカードにすることで、ガス料金が毎月100円割引になります。
 年1回使えば年会費無料、またエネオスでの給油が2円/L割引になるカードです(ENEOS CARD Sの場合)


ENEOSカード


 なお、ENEOSでんきとセット契約しても特に割引などはありません。


ENEOS都市ガス公式サイト

供給エリアは?


 東京ガスのエリア(一部)にのみ供給します。


 なお、日本経済新聞の報道によれば将来的には関西圏や中部圏での展開も検討しているようです。おそらく大阪ガス、東邦ガスのエリアへの参入となるでしょう。


 「ENEOSでんき」についても、2020年までに沖縄をのぞく全国にエリアを拡大する方針が正式に示されています。


キャンペーン情報


 現在は特にキャンペーンは実施していません。


ENEOS都市ガス公式サイト

支払い方法は?


 クレジットカード、もしくは口座振替で支払えます。


 ENEOS電気と一緒に契約する場合は、電気料金と一緒に支払うことになります。


ENEOS都市ガスの評価


東京ガスと比較 お得なのはどっち?


 電気代・ガス代、トータルではどうなのか。東京ガスなどのライバルと比較してみます。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気
5007円 9306円 14313円 -
電気・ガスともに東電 4857円 9202円 14059円 -254円
電気・ガスともに東京ガス 5007円 8573円 13580円 -733円
電気・ガスともにENEOS 4781円 8713円 13494円 -819円
ENEOSガスと
エルピオでんき
4781円 8620円 13401円 -912円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは31立米、電気は348kWh:30Aで計算
2人世帯の平均使用量 東ガス、ENEOSともにポイント還元込み

 東京ガスと比べると、ENEOSにまとめた方が安いです。
 更に節約したいのであれば、ENEOSガスと安い新電力を組み合わせるのがおすすめです。


 ※キャンペーンによる割引額はいずれの試算にも含めていません。


ENEOS都市ガス公式サイト



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