福島県のガス自由化の現状は?
ガス会社を自由に選べるようになったガス自由化ですが、福島県はその恩恵が及んでいないと言える現状があります。福島県内のガス自由化の最新情報を解説します。
目次
ガス自由化でも「選べない」福島県
福島県内のガス自由化の現状を解説します。
新規参入のガス会社が無い福島県
2017年に実施されたガス自由化では、ガス会社を各家庭や店舗などで自由に選んで乗り換えることが出来るようになりました。関東や関西などでは多数の新規参入のガス会社が登場し、既に10%以上が乗り換えた地域もあります。
ですが福島県内については、新規参入のガス会社が2022年現在も登場していないため、ガス会社を乗り換えることが実質出来ない状況が続いています。
県内には東部ガス、福島ガス、常磐共同ガス、常磐都市ガス、若松ガス、相馬ガス、東北ガスなどの中小のガス会社が存在していますが、いずれの地域にも新規参入はありません。
福島県に限らず、東北全域あるいは中国・四国地方などでも新規参入のガス会社が無い状況が続いており、全国的に見てもガス自由化の恩恵が及んでいるのは一部の地域に留まるというのが現状です。
プロパンガスを使っている場合は
プロパンガスは1996年に自由化されており、福島県内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。
なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。
電気の切り替えもおすすめ
電気だけで契約できる、電気代が安い新電力会社を438社から厳選して世帯人数別に紹介します。
1人暮らしにはENEOSでんき
電気の使用量が少ない1人暮らし世帯では、ENEOSでんきが最安水準です。平均使用量で東北電力の標準メニュー(従量電灯B)と比較すると以下のような結果になります。
1人世帯 20A・月170kWh |
削減率・年間削減額 |
---|---|
ENEOSでんき 通常契約 |
-2.2% -1073円 |
ENEOSでんき 2年契約 |
-3.0% -1479円 |
解約違約金が無い通常の契約でも上位に入るお得な料金プランですが、2年契約にすると更に安くなります。2年契約は解約月以外の解約で1100円の解約違約金が発生します。一人暮らしの平均使用量で計算すると、概ね3年以上利用すれば最後に解約金が発生しても2年契約の方が「お得」です。

2人暮らし世帯にはリミックス電気
2人暮らし世帯では、リミックス電気「電気代割引プラン」が最安水準です。平均的な使用条件で東北電力の標準メニュー(従量電灯B)と料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
2人世帯 30A・月348kWh |
-5.0% -5528円 |
東北電力より一律5%安くなる料金体系で、東北では最安水準となる料金プランです。解約違約金や初期費用もありません。
リミックス電気は東証二部上場のリミックスポイント社が提供しています。

3人以上の世帯には「どこよりも電気」
3人以上の世帯では、「どこよりも電気」のプランCが最安水準です。平均的な使用条件で東北電力の標準メニュー(従量電灯B)と料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
3人世帯 40A・月391kWh |
-4.6% -5882円 |
4人世帯 50A・月437kWh |
-7.7% -11487円 |
各条件で最安水準となる料金プランです。解約違約金や初期費用もありません。
どこよりも電気は光通信系の株式会社Wizが募集、住友商事100%子会社のサミットエナジーが電力を供給する新電力サービスです。
