宮城県のガス会社の比較

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宮城県のガス自由化の現状は?


宮城県のガス料金比較  ガス会社を自由に選べるガス自由化ですが、宮城県内では「自由化したのに選べない」状況があります。どういうことか、詳しく解説します。



宮城県に進出するガス会社が無い


 まずは宮城県内のガス自由化の状況を、2019年夏時点の情報に基づき解説します。


ガス自由化から4年、新規参入無し。


 2024年現在、宮城県内の家庭向けに新規参入したガス会社が無い状況です。


 宮城県はおろか、東北地方の家庭向けに新規参入した都市ガス会社はいまのところありません。全国的に見ても、東京ガスと大阪ガスのエリアにはいくつかの新規参入がありますが、全体として盛り上がりに欠ける状況があります。


 なお、電力会社は自由に乗り換えることが可能です。以下の記事を参考に選んでください。


なぜ新規参入が無いのか


 自由化されたのに新規参入が無いはなぜか。その理由を簡単に説明します。


 ガス自由化では、新規参入のハードルが高いことがしばしば問題点として指摘されています。  一足早く実現した電力自由化では、発電所を持たない新電力会社でも市場取引で電気を調達することが可能で、発電所を持たない多くの会社が参入しています。一方でガス自由化では、自前でガスを調達したり、あるいはガスを持っている会社と提携しなければなりません。また、保安検査などの体制も整える必要があり、ハードルが高いです。


 また、宮城県内に関して見ると、最もお客さんの数が多い仙台市ガス局でも、最大手の東京ガスと比べて33分の1の規模しかありません。マーケットの大きさという問題もありそうです。


 現在、仙台市ガス局は民営化で揺れていますが、民営化すればもしかしたら仙台市ガス局と提携して新規参入するガス会社も登場するかもしれません(収益性の向上のため、外部企業との提携を模索する可能性がある) 一方、古川ガスや石巻ガスのように外部とガス管が接続していない地域については、今後も当面は新規参入は現れないでしょう。




プロパンガスを使っている場合は


プロパンガス


 プロパンガスは1996年に自由化されており、宮城県内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。


 なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。諦めましょう。


電気の切り替えもおすすめ


 電気だけで契約できる、電気代が安い新電力会社を449社から厳選して世帯人数別に紹介します。


1人暮らしで安いのは


 東北電力エリアの1人暮らし世帯にはPontaでんきがおすすめです。東北電力標準メニューとの料金比較は以下のとおり。


世帯人数 年間削減額
1人
20A/170kWh
-1800円

 電気料金自体は東北電力標準メニューとほぼ同額で、毎月150円分のPontaポイントが付与されることでお得になる料金体系です(試算にはポイント還元を含めています) 東北電力管内の新電力では最安水準と評価できる料金水準です。


 初期費用や解約違約金などもありません。PontaでんきはKDDI系の会社がサービス提供を行っています。



2人以上世帯で電気代が安いのは


 2人以上世帯では、ミツウロコでんきの「従量電灯B」が最安水準です。世帯人数ごとの平均使用条件で東北電力の標準メニューと料金を比較します。


世帯人数 年間削減額
2人
30A/348kWh
-3062円
3人
40A/391kWh
-4342円
4人
50A/437kWh
-5711円

 ミツウロコは1886年創業、ガソリンスタンドやプロパンガスなどエネルギーの販売を手掛ける企業グループです。アニメ「ちびまる子ちゃん」のスポンサーの一社で、ちびまる子ちゃんの間にテレビCMを放映しています。


 電気代が安いことに加え、初期費用や解約違約金もありません。電気代高騰リスクがある市場連動型プランでもありません。





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