長崎県のガス自由化の現状は?
ガス会社を自由に選べるガス自由化ですが、長崎県にはその恩恵が及んでいないと言える現状があります。最新情報を詳しく解説します。
目次
ガス自由化でも「選べない」長崎県
長崎県内のガス自由化の現状を解説します。
自由化したのに新規参入が無い
2017年にガス自由化が実施されてから既に4年以上が経過した2021年現在において、長崎県内に新規参入したガス会社が1社もない状況にあります。
新規参入が無いため、ガス会社を乗り換えることは出来ません。関西や関東では既に10%以上がガス会社を乗り換えていますが、長崎県内にはガス自由化の恩恵が及んでいないと言えます。
長崎県内には西部ガス、九州ガス、第一ガス、小浜ガスなどの都市ガス会社がありますが、いずれの地域についても同様です。なお、福岡県内の西部ガスのエリアには九州電力が参入していますが、福岡県内のみ対応しているため長崎では契約できません。
プロパンガスを使っている場合は
プロパンガスは1996年に自由化されており、長崎県内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。
なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。
電気の切り替えもおすすめ
電気代が安い新電力を、438社から厳選して世帯人数別に紹介します。いずれも電気だけでも契約できるプランです。
一人暮らしには
九州の一人暮らし世帯では、ENEOSでんきが安いです。平均使用量で九州電力の標準メニュー(従量電灯B)と比較すると以下のような結果になります。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
1人世帯 20A・月170kWh |
-3.0% -1377円 (2年契約) |
1人世帯 20A・月170kWh |
-2.1% -972円 |
2年契約にすることで更に安くなりますが、解約月以外の解約で1100円の違約金が発生します。解約金の無いプランでも最安水準なので解約金の無いプランがおすすめです。
公式サイトではなく電気チョイスから申し込むと3000円分のキャッシュバックがあります。

2人以上の世帯にはジャパン電力
九州の2人以上の世帯では、ジャパン電力の「くらしプラン」が最安水準です。世帯人数別の平均使用量で九州電力の標準メニュー(従量電灯B)と料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
2人世帯 30A・月348kWh |
-9.0% -10595円 |
3人世帯 40A・月391kWh |
-9.0% -10595円 |
4人世帯 50A・月437kWh |
-12.2% -16568円 |
各条件で最安水準となる料金プランです。個人名義での契約の場合、解約違約金や初期費用もありません。
