鳥取県のガス自由化の現状は?
ガス会社を自由に選べるガス自由化ですが、鳥取県にはその恩恵が及んでいないと言える現状があります。最新情報を解説します。
目次
ガス自由化でも「選べない」鳥取県
鳥取県内のガス自由化の現状を解説します。
自由化したのに新規参入が無い
鳥取県内には鳥取ガスと米子ガスの2社の都市ガス会社がありますが、いずれのエリアにも2022年現在、新規参入のガス会社がありません。したがって、ガス会社を乗り換えることが出来ない状況にあります。
全国には鳥取と同様に新規参入のガス会社が1社も無い地域が多く、中国地方全体で見ても新規参入が無い状況にあります。ガス自由化の恩恵は関東や関西など人口密集地域に限定されているという現状にあります。
プロパンガスを使っている場合は
プロパンガスは1996年に自由化されており、鳥取県内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。
なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。
電気の切り替えもおすすめ
電気代が安い新電力を、438社から厳選して世帯人数別に紹介します。いずれも電気だけでも契約できるプランです。
一人暮らし世帯には
中国地方の1人暮らし世帯では、出光興産のSプランが最安水準です。平均使用量で中国電力の標準メニュー(従量電灯A)と比較すると以下のような結果になります。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
1人世帯 月170kWh |
-4.1% -1929円 |
解約違約金や初期費用の発生もありません。別途、給油の割引特典(リッター2円引き)もあります。

2人以上の世帯には
中国地方の2人以上の世帯では、ジャパン電力の「くらしプラン」が最安水準です。世帯人数別の平均使用量で中国電力の標準メニュー(従量電灯A)と料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
2人世帯 月348kWh |
-6.6% -6986円 |
3人世帯 月391kWh |
-8.3% -10129円 |
4人世帯 月437kWh |
-10.1% -13935円 |
各条件で最安水準となる料金プランです。個人名義での契約の場合、解約違約金や初期費用もありません。
