ガスだけで契約した方が良い中部電力のガス
中部電力の都市ガスは、ガスだけでも契約可能です。むしろ、そうした方が良いと言えます。なぜそう言えるのか、数字を示しながら分かりやすく解説します。
目次
ガスだけでも契約できる中部電力
前提として、中部電力の都市ガスは「ガスだけ」でも契約が可能です。
公式サイトからもガスだけで申し込みが可能です。
電気(対象プラン)とセットでガスを契約すると、ガス料金が2%引きになるセット割引があります。ガスだけで契約した場合はその割引の適用が無くなりますが、ガスだけでも契約が可能です。
ガスだけで契約する方が「良い」と言える理由
中部電力の都市ガスは、ガスだけで契約した方が良いです。そう言える理由を、数字を示しながら解説します。
中部電力のガスは「安い」
中部電力のガスは、東邦ガスエリアのガス会社の中でも最安水準と言える料金プランです。以下、世帯人数別の平均使用量で東邦ガス標準メニューとの料金比較です(原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
中部電力 ガスのみ |
-2.8% -1478円 |
-5.9% -4797円 |
-6.2% -6095円 |
-6.2% -6257円 |
2人世帯の平均使用量で試算した場合、東邦ガスの標準メニューと比べて約6%安くなる料金プランです(ガスだけで契約した場合) この6%という削減率は、東邦ガスエリアのガス会社の中でも最安水準といえます。
以下の比較表で他社のプランと簡単に比較が出来るので、他社のプランと比較してみてください。
中部電力の電気は「安くない」
ガスは「安い」と言える一方、中部電力の電気は他の新電力各社のプランと比べて安いとは言い難いです。
ガスとのセット割引が適用される中部電力の電気料金プランは、中部電力の標準メニュー(従量電灯→このプランはセット割引対象外)と比べて0.5%〜安くなる料金設定です。
同じ条件(2人暮らしの平均使用量)では、中電標準メニューより5%以上安くなる料金メニューもいくつかあるので、それらと比べると中電の電気・ガスのセット契約はセット割引を考慮しても「割高」と言えます。
また、毎月の電気料金に燃料価格の変動を転嫁する「燃料費調整」という仕組みがあります。中部電力の標準プラン「従量電灯」では燃料費調整に上限が設けられていますが、中部電力のガスセット契約の対象プランには上限がありません。平時であればここは問題になりませんが、燃料価格が異常に高騰した場合はセット契約が「高くつく」場合もあります。
中電ガスと東邦ガスの電気を組み合わせるのがおすすめ
セット契約を利用せず、ガスは中電に、電気は東邦ガスに切り替えるのがおすすめです。2人暮らしの平均使用量での試算を紹介します。
内容 | ガス料金 | 電気料金 | 月合計 | 月の差額 |
---|---|---|---|---|
東邦ガスのガスと 中電の電気 |
6829円 | 9341円 | 16170円 | - |
電気・ガスともに東邦ガス ガス:がすてきトクトク 電気:ファミリープラン |
6675円 | 9080円 | 15755円 | -415円 |
電気・ガスともに中電 | 6300円 | 9294円 | 15594円 | -576円 |
中電ガスと 東邦ガス ギフトでんきプラン |
6429円 | 8780円 | 15209円 | -961円 |
東邦ガスのセット契約よりも、中部電力のセット契約の方がおトクですが、電気を東邦ガスにガスを中電にそれぞれ「たすき掛け」で切り替えた方が更に安くなります。2人以上世帯の場合、東邦ガスは「ギフトでんきプラン」が安いです。
電気は世帯人数によって「安い」会社が異なるので、以下の比較表を参考に最適な料金プランを選んでください。
他の世帯人数での試算は以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。