Eneガスの評価

Eneガスは契約事務手数料で損をすることも。


 東京ガスと東邦ガスのエリアに対応している「Eneガス」を詳しく解説します。料金は大手ガスとほぼ変わらず、契約事務手数料でむしろ損をするリスクもあるので注意が必要です。



Eneガスってどんな会社?


 まずはEneガスについて説明します。


株式会社イーエムアイが運営


 Eneガスは新電力事業を手がけるイーエムアイ社が提供している都市ガスです。
 イーエムアイは2009年に設立され、新電力事業のほかにも光回線サービス「Ene光」の販売も手がけています。


東電系と提携してサービスを開始


 Eneガスはガス自由化に参入するにあたって、自社でガスの調達や保安業務を準備せずに、東京電力とニチガス共同で設立した会社と提携し、それらの業務を外注することで参入を果たしました。


 東邦ガスのエリアではこれまで中部電力のガスしか新規参入がありませんでしたが、Eneガスの参入により選択肢が増えました。




料金プランの解説


大手ガス会社と比較していくらお得?


 「一般契約」からEneガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
東京ガスのエリア
ガスのみ契約
-1.14%
-447円
-1.04%
-622円
-0.86%
-622円
-0.84%
-622円
東邦ガスのエリア
ガスのみ契約
-0.87%
-447円
-1.16%
-936円
-0.97%
-936円
-0.95%
-936円

 いずれの地域でも、大手ガス会社のプランとの違いはわずかと言えます。また、契約事務手数料が掛かる点をふまえると、少なくともガスのみで契約するメリットは皆無と言えます。


セット割引は?


 いずれの地域でも、「Eneでんき」とセット契約にすることで基本料金が安くなるセット割引きがあります。


 割引額は地域、使用量によって異なりますが一般的な使用量の世帯で月50円程度です。セット割引きを加味しても、他の新ガス会社と比べて見劣りします。


供給エリアは?


 東京ガス(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城)
 東邦ガス(愛知、岐阜、三重)


 上記の2エリアの一部に対応しています。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


Eneガスの評価


契約事務手数料で損をする


 冒頭から何度も触れていますが、Eneガスを契約するには3780円の契約事務手数料が発生します。


 切り替えのメリットが年間1000円以下であることをふまえると、契約事務手数料分の節約効果を得るには4年以上もの期間が掛かります。Eneガスと契約することで、かえって損をすると言ってもよいでしょう(試算には含めていません)


 「Eneでんき」とセット契約にする場合は、契約事務手数料が「0円」となっており、節約になります。他社の方が安いですが・・




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