J:COMガスのメリット・デメリット
大手ガス各社とJ:COMが提携することで提供されているJ:COMガスのメリット・デメリットを、他社や大手ガスのプランと比較しながら分かりやすく解説します。
目次
J:COMガスってどんな会社?
まずはJ:COMガスについて説明します。
JCOMサービスとのセット契約が必要
JCOMガスはケーブルテレビやインターネット、電話といったJCOMの従来サービスとのセット契約が前提のサービスです。これらのサービスを契約していない人は契約できません。
大手ガス会社がそのまま供給
「J:COMガス」は各地域の大手ガス会社が供給を行います。「J:COMガス Supplied by ○○ガス」となっているのはそのためです。
法律で定められた点検なども引き続き東京ガス・大阪ガス・京葉ガスが行うので、その点で「安心感」が高いといえるかもしれません。もっとも、他の会社でも信頼性が低いというわけではありませんが。
料金プランの解説
地域別 乗り換えでいくらお得になる?
大手ガス会社の「一般契約」からJ:COMガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算 原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
東京ガスエリア 一般コース |
-3.4% -1320円 |
-2.2% -1320円 |
-1.8% -1320円 |
-1.8% -1320円 |
大阪ガスエリア もっと割料金コース |
-0.1% -53円 |
-3.7% -2653円 |
-4.2% -3524円 |
-4.2% -3633円 |
京葉ガスエリア バリューほっとコース |
-0.1% -53円 |
-3.7% -2653円 |
-4.2% -3524円 |
-4.2% -3633円 |
いずれも、JCOMサービスとのセット割引き「月110円」のみ適用して試算しています。別途、JCOM電力とのセット割引きなどもあります。
大手ガス各社が供給していますが、大手ガス各社のベーシックなプランと比べて料金が安くなるような料金体系となっています。
この他、ガス床暖房やエネファームを導入している家庭向けのプランに対応しているプランもあります。
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セット割引は?
JCOMの通信サービスとのセット割引きが月110円あります。試算には含めています。
地域によっては「長期割引」で月132円の割引となります。
供給エリアは?
東京ガスのエリアと大阪ガスのエリア、京葉ガスのエリアに対応しています。
この他、東彩ガス・東日本ガスのエリアには東京ガスブランドでJCOMとのセットプランがあります。
支払い方法は?
ジェイコムの利用料金と一緒に支払います。
クレジットカード払いのほか、口座振替にも対応しています。
J:COMガスの評価
京葉ガスエリアでは「安い」
2021年現在、京葉ガスエリアに新規参入したガス会社はまだありません。そのような状況なので、京葉ガスの「一般料金」から料金が安くなるJ:COMガスはほぼ唯一の選択肢と言ってよいでしょう。
J:COMを通さず京葉ガスと直接「バリューほっと」を契約することも出来ますが、J:COMを通した方がセット割引で110円安いので、こちらがおすすめです。ただしJ:COM契約者でないと利用できない点には注意が必要です。
東京ガス・大阪ガスのエリアでは・・
東京ガス、大阪ガスのエリアについては、新規参入したガス会社が多数あり、それらと比べるとJ:COMガスの料金水準は「平均的」といえる水準です。
ガス料金をとことん節約したい場合は、他社のガスをおすすめします。