丸紅の都市ガスの口コミ・評判【都市ガス料金/セット割】

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丸紅の都市ガス小売への参入は?


 大手総合商社である丸紅。他の同業者と同じようにエネルギー分野への積極的な投資を続けてきた会社です。中でも電力分野においては、長らく「商社トップ」の持分発電量を誇ってきました。
 そんな丸紅ですが、現在のところ都市ガス自由化への参入表明は全くありません。ですが参入の可能性は決して低くはないのではないか、と思われます。その根拠をご説明します。


LNG基地利用の促進


 経済産業省では、都市ガス自由化にあわせて国内の大手ガス会社などが持つLNG基地(海外から船で運んできた液化天然ガスを積み下ろし、保管したり気体に戻す施設群のこと)の開放を義務付ける方針を示しました。この新方針により、LNG基地を持つ企業は空いている設備を「利用しやすい料金で」他の企業に貸し出す必要が出てきます。


 LNG基地は国内にガスを供給する際、必須となる設備です。しかし新設するには、規模によっては1000億円という巨額の投資が必要となるため、そう簡単に作れるものではありません。既にあるLNG基地を利用しての都市ガス自由化への参入が可能になるため、この新方針によって「商社など基地を持たない業者の新規参入が容易になる」(2016/5/24 毎日新聞)と指摘されています。


丸紅のLNG事業


 都市ガスの主要な原料であるLNG。丸紅はその世界最大の供給国であるカタールを始め、世界各国でLNG関連の事業を展開しています。また、生産から流通まで、いわば上流から下流までを抑える形でのビジネス展開をしています。国内の大手電力会社や、都市ガス会社にもLNGを販売している、と言えばその凄さが伝わるのではないでしょうか。


電力小売との相乗効果


 丸紅では、2016年4月の電力自由化にあわせて電気の小売事業にも参入しています。ジブリを起用したプロモーション活動などを行ってきましたが、料金面で他の新電力にやや劣るため、苦戦しているものと思われます。
 先に電気・ガスが自由化された国の中では、これらをセットで契約する形態が定着しているところもあります。電気とガス、両方で顧客を囲い込む戦略は日本のエネルギー企業にとっても見逃せない施策となるはずです。丸紅も電気・ガスのセット割引・セット契約プランの投入を検討しているかもしれません。


供給エリアは?


 丸紅新電力の供給エリアは、北海道、関東、関西、九州の4エリアでした。もし都市ガスに参入した場合も、この4地域のいずれかでの展開になるのではないでしょうか。




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