オリジナルガスの評価

オリジナルガス


 グランデータ社(旧ひまわりでんき)が提供している都市ガスサービス「オリジナルガス」のメリット・デメリットを、他社と比較しながら詳しく解説します。わかりやすい料金シミュレーションも。



オリジナルガスってどんな会社?


 まずはオリジナルガスについて説明します。


「光通信」の関連会社


 グランデータ社(旧ひまわりでんき)は、光通信の関連会社です。


 光通信グループはグランデータのほかにもエフエネハルエネなどを通じてエネルギー事業に積極的に取り組んでいます。足で稼ぐ営業を武器に、新電力としてはシェア上位に食い込んでいます。


ガスはサイサンが供給


 グランデータ社は自社でガスの製造工場などの必要な設備を持っていません。プロパンガス大手のサイサンと提携することで、ガス自由化への参入を果たしています。オリジナルガスのガスを実際に供給するのはサイサンです。


 なお、サイサンが自社ブランドとして展開しているガスワンの方が、オリジナルガスよりも料金が安いです。


料金プランの解説


ガス料金はいくらお得になるの?


 大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」からオリジナルガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算を紹介します。(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
東京ガスのエリア
電気とセット契約
+6.1%
+2364円
-2.0%
-1200円
-1.6%
-1200円
-1.6%
-1200円
東邦ガスのエリア
電気とセット契約
-2.3%
-1200円
-1.5%
-1200円
-1.2%
-1200円
-1.2%
-1200円

 ガス料金は大手都市ガスと同額(東京ガスエリア、使用量が少ない場合は「割高」)で、電気とのセット契約分、料金が安くなるという料金体系です。上記の試算にはセット割引分を含めています(含めない場合は大手都市ガスと同額)


 新規参入のガス会社としては割高な料金プランといえます。


セット割引は?


 グランデータ社の対象の電気料金プランとセット契約にすることで、月100円(税込み)が割り引かれます。ガス料金自体は大手都市ガスと同額(使用量が少ない場合は割高)なので、このセット割引分安くなる分かりやすい料金体系と言えます。


供給エリアは?


 東京ガスのエリアと、東邦ガスのエリアに対応しています。


 なお、関西エリアへの進出についても「準備中」とされており、今後対応する予定があるようです。オリジナルガスの供給元であるサイサンが関西に対応できていないため、その影響でしょうか。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


解約違約金は?


 契約期間は1年となっていますが、解約違約金や解約事務手数料は「なし」としています。


3000円キャッシュバック


 ガスチョイスというサイトを経由して申し込むことで、3000円のキャッシュバックを受けることができます(3万円キャッシュバックもあるが、光回線とのセット契約が必要なので要注意)



オリジナルガスの評価


新規参入のガス会社としては割高な料金設定


 オリジナルガスのガス料金は大手都市ガスと同額。電気とのセット割引の分だけ安くなる料金プランであるため、新規参入のガス会社の中では割高といえます。


 供給元であるサイサンが提供している「ガスワン」と比べても大幅に高いです。ちなみに、ガスワンは新規参入のガス会社としては競争力のある料金水準で料金プランを提供しています。


使用量が少ない場合は割高に(東京ガスエリア)


 東京ガスのエリアについては、ガスの使用量が少ない場合は東京ガスよりも料金が大幅に割高となるため注意が必要です。


 20立米までの基本料金が300円程度高いため、その分高くなります。一人暮らしの人は要注意です。




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