東京都のガス自由化の現状は?
ガス会社を自由に選べるガス自由化ですが、都内でも地域によって選べるガス会社が異なります。地域ごとに詳しく解説します。
目次
東京都でも地域によって異なる現状が
地域ごとにガス自由化の現状を紹介します。
東京ガスのエリアは切り替えOK
東京都内でも「東京ガス」の都市ガスを使っているエリアについては、ガス会社を乗り換えることが出来ます。
選び放題と言える程ではないものの、東京ガス以外の選択肢が20社以上あり、乗り換えることでガス代を節約することが可能です。参入企業の料金比較は、以下の記事をご覧ください。一覧表でガス料金プランを比較できます。
- 料金プランの比較
東京ガスのエリアのガス料金比較
東京ガスからの乗り換えシミュレーション
その他の地域は・・
都内には東京ガス以外にも武陽ガス、昭島ガス、青梅ガスや大東ガスなどのガス会社が存在します。東京ガスのエリアに参入している会社であっても、対応エリアを「東京ガスのエリア内のみ」としているところがほとんどで、それらの地域に対応しているガス会社が少ないと言える現状があります。
地域ごとに、対応しているガス会社を紹介します。
テレビCMでもおなじみのニチガスが参入しています。なお、青梅ガスのエリアには新規参入の会社はありません(2020年8月現在)
地域ごとの料金比較は以下の記事をご覧ください。

プロパンガスを使っている場合は
プロパンガスは1996年に自由化されており、東京都内の多くの地域に参入企業があります。切り替えで年間5万円以上安くなる場合もあるので、まずは見積もりを取ってみてください。
なお、賃貸にお住まいの場合は切り替えが出来ません。正確には大家さんと交渉すれば切り替えられますが、難しい場合が多いです。
電気の切り替えもおすすめ
電気だけで契約できる、電気代が安い新電力会社を438社から厳選して世帯人数別に紹介します。
一人暮らし世帯には
一人暮らしでは、CDエナジーが最安水準です。1人暮らしの平均使用量で東電の標準メニュー(従量電灯B)と料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
1人暮らし 20A・月170kWh |
-3.3% -1692円 |
初期費用・解約違約金もありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立した新電力会社です。一人暮らしの平均使用量では「シングルでんき」ではなく「ベーシックでんき」というプランが安いのでこちらを選んでください。

2人暮らし世帯には
2人暮らしの世帯では、ENEOSでんきがおすすめです。2人世帯の平均使用量では関東で上位のお得な料金プランです。平均使用量で東電より年間7237円安いです(Vプランの場合)
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
2人暮らし 30A・月348kWh |
-6.4% -7237円 |
Vプランの場合、解約違約金・初期費用はありません。解約違約金がある2年契約の場合、更に安くなります。
公式サイトではなく電気チョイスから申し込むと3000円分のキャッシュバックがあります。

3人以上の世帯には
3人以上の世帯では、CDエナジーの「ファミリーでんき」がおすすめです。3人暮らしの平均使用量では東電より年間8936円、4人暮らしの平均使用量では年間12144円安い料金プランです。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
3人暮らし 40A・月391kWh |
-6.7% -8936円 |
4人暮らし 50A・月437kWh |
-7.9% -12144円 |
初期費用・解約違約金の発生もありません。CDエナジーは中部電力と大阪ガスが50%ずつ出資して設立し、首都圏の顧客にエネルギー供給を行っている新電力会社です。
