ENEOS都市ガスと東京ガス、本当に安いのは?
ENEOS都市ガス東京ガス、ガス料金が安いのはどちらなのか。電気とのセット契約も含めて、世帯人数ごとの平均使用量でのシミュレーション結果をもとに結論を出します。
目次
ENEOS都市ガスと東京ガスの料金比較
ENEOS都市ガスと東京ガスを比較していきます。
ガス料金プランの比較 どちらが安い?
東京ガスの「一般契約」から切り替えた場合の、世帯人数別の平均使用量での試算をもとに料金比較を行います。
お得率と年間節約額 | 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
ENEOS都市ガス | -3.6% -1380円 |
-3.6% -2174円 |
-3.5% -2616円 |
-3.5% -2671円 |
ENEOS都市ガスは東京ガスと比べて使用量に関係なく4.4%安くなる料金体系です。なお、試算にはT-POINT還元を含めています。
東京ガスエリアの新規参入のガス会社の中でも、上位に入るお得な料金プランです。
電気料金の比較
東京電力の標準的なプランである「従量電灯B」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
ENEOSでんき 2年契約 |
-1692円 | -7001円 | -9069円 | -11281円 |
ENEOSでんき Vプラン |
-1286円 | -6170円 | -8136円 | -10238円 |
東京ガス ずっとも電気1/セット |
20A契約不可 | -7.8% -8896円 |
-8.5% -11331円 |
-9.1% -13880円 |
東京ガス ずっとも電気1S ガスとセット |
-3.3% -1682円 |
-5.6% -6340円 |
-6.2% -8269円 |
-6.7% -10328円 |
一人暮らしではENEOSでんきの2年契約、2人以上の世帯では東京ガスの「ずっとも電気1」が安い結果となりました。
なお、上記の東京ガスの試算にはセット割引を含めています(ENEOSはセット契約してもセット割引は無い)
ガス・電気トータルでお得なのは?
セット契約トータルでどの会社が最も安いのか、世帯人数ごとに結論をまとめます。
↓エリア | 1人暮らし | 2人暮らし | 3人世帯 | 4人以上 |
---|---|---|---|---|
東京電力・東京ガス | ENEOS | ENEOS | ENEOS | ENEOS |
いずれの条件でも、東京ガスよりENEOSのセット契約の方が安いです。ENEOSは電気の方を2年契約にすると安くなりますが、2年契約でないプランで契約しても東京ガスより安くなります。
サービス内容の比較
料金以外のサービス内容や細かな条件を比較します。
ENEOS都市ガス | 東京ガス | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
支払方法 | 口座振替、クレジットカード | 口座振替、クレジットカード コンビニ・銀行、スマホアプリ |
東京ガスの方が多様な支払い方法に対応しています。
いずれもガスの契約には特に付帯サービスはありませんが、電気を契約すると「かけつけサービス」が無料で付きます(東京ガスの「ずっとも電気1S」には付かない)
東京ガスのかけつけサービスは、水回り・玄関鍵、窓ガラスのトラブルに無料で応急対応をしてくれるというものです。それに対しENEOSでんきのかけつけサービスは、電気のトラブルに対応します。年3回まで、電球交換も行ってくれます(電球代は実費)
両社の特徴をまとめます
最後に、両社の特徴をまとめます。
ENEOS都市ガス
ガスだけで契約しても東京ガスより安いですし、電気と一緒に契約してもやはり東京ガスのセット契約よりも安いです。なお、電気・ガスをセット契約にしても特に割引などはありません。
東京ガス
ENEOSと比べると、ガス料金単体あるいは電気・ガスのセット契約で割高となりますが、かけつけサービスと支払い方法が充実している点はENEOSに大きく勝っていると言えます。
ENEOSと比べると、電気のCO2排出量が大幅に少ないので環境を意識する人には東京ガスがおすすめです。