消費税増税でガス代をお得にする裏ワザ
2019年10月から消費税が8%から10%に増税されます。そんな中、ガス代を最大5%もお得にできる新しい仕組みが9ヶ月間限定で導入されます。どんなものか、詳しく解説します。
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軽減税率は対象外。でもお得にする方法はある
消費税増税にともなう各種制度を紹介します。
軽減税率対象外のガス料金
2019年10月の消費税増税にともない、一部の品目の税率が8%に据え置かれる「軽減税率」という制度が新たに導入されます。
これは消費税増税による負担を軽減する目的で導入されるもので、食料品(外食やお酒を除く)と新聞に適用されます。この2品目については、消費税率が10%になった後も8%のままとなります。
ですがガス料金に関しては軽減税率の対象外なので、税率は10%となります。
経過措置という制度もあるが影響は小
ガス料金に関係する制度として、消費税率にともなう「経過措置」というものがあります。
ガス料金の場合、実際に使ってから料金が請求・支払うまでにタイムラグがありますよね。例えば2019年9月に使った分のガス代は、10月以降の支払いとなるケースが多いと思います。それによって生じる2%分の損を解消するための制度です。
具体的には、2019年10月末までに確定したガス料金は、税率8%で計算されるというものです。影響はそれほど大きくはないので、あまり気にする必要は無いでしょう。
キャッシュレスポイント還元で5%お得になる
ガス料金を大幅にお得にできる制度として、政府が実施する「キャッシュレスポイント還元事業」というものが導入されます。
これはキャッシュレス(クレジットカードやデビットカードなど)で買い物をすると、カード会社などの通常のポイント還元に加えて、政府の負担でポイント還元を「上乗せ」する制度です。2019年10月から2020年6月までの9ヶ月間、期間限定で実施されます。
お店での買い物が対象となるイメージがありますが、ネットでの買い物やあるいは一部ガス料金や電気代の支払いも対象となるケースがあります。対象となった場合、例えば毎月のガス代が5千円なら9ヶ月間合計で2250円分お得になる計算です。
なお、ポイント還元の対象は中小の会社や個人商店だけです。関電や東電のような大手電力会社・大手企業のガスは対象外です。また、対象となる中小ガス会社でも、口座振替で支払った場合などはポイント還元されません。
値下げの動きも活発に?
消費税の増税にともない、ガス会社間の料金競争も激しくなるかもしれません。
増税にあわせた値下げにも注目
多くの会社は増税分をそのままガス料金に転嫁するものとみられますが、一部の会社は増税にあわせて「値下げ」をする可能性があります。
「お得な料金プラン」が登場する可能性もあるので、ガス自由化に再度注目が集まりそうです。当サイトでも情報を逐一更新していきます。