ENEOSカードでENEOS都市ガスを払うと損になるケース

広告

ENEOS都市ガスをENEOSカードで払うと損になる?


 ENEOSカードを使ってガス代を支払うと、実は「損」になるケースがあります。どんな場合にENEOSカードで支払った方がいいのか、損益分岐点を数字で示しながら分かりやすく解説します。



ENEOS都市ガス公式サイト ENEOSカード公式サイト

ENEOSカードとはどんなカード?


 まずはENEOSカードについて簡単に解説します。


ロードサービスや給油の割引特典


ENEOSカード


 ENEOSカードは主にマイカーを持っている人にメリットがあるクレジットカードです。私も財布に入れて持ち歩いていますが、以下の特典があります。



 キー閉じ込み開錠、バッテリー上がり、脱輪からの引き上げ、ガス欠対応、パンク対応などが30分まで無料(部品代などは実費)のロードサービスが付いています。レッカー移動も10Kmまで無料です。ENEOSカードの現物を携帯しておくだけで、無料でサービスを受けることが出来ます。


 また、カードの種類によって異なりますが、ENEOSカードを使ってENEOSのスタンダードで給油をすると給油が割引になります。年1回以上の利用で年会費が無料になる「ENEOSカード S」の場合は、ガソリン・軽油ともにリッター2円引きです。


ENEOS都市ガス公式サイト ENEOSカード公式サイト

エネオスカードでガス代を払うと得られる特典


 ENEOSカードで「ENEOS都市ガス」のガス代を払うと割引を受けることが出来ます。


月100円のガス代割引特典


 ENEOSカードを使ってENEOS都市ガスのガス代を支払うと、ガス料金が毎月100円引きになります。年間1200円の割引メリットとなります。


 ただし、100円割引になる一方で、デメリットもあります。詳しくは記事の後半で解説します。


ENEOSでんき契約者には給油の割引も


ENEOSのガソリンスタンド


 ENEOSでんきの電気代をENEOSカードで支払った場合、ENEOSカード自体の給油割引に加えて、更に給油がリッター1円引きになる特典があります。


 なお、ENEOSでんきとENEOS都市ガスにはセット割引は無く、電気・ガスを別々に契約することも可能です。我が家ではガスはENEOS、電気はレビューを書くために数ヶ月ごとに他社を転々と乗り換えています。


ENEOS都市ガス公式サイト ENEOSカード公式サイト

割引があるのに「損」になる理由とは


 月100円の割引があるのに、「損」になるケースもあると言えるのはなぜか。詳しく解説します。


T-POINT還元が無くなるなどのデメリットも


 ENEOSカードでENEOS都市ガスのガス代を支払うと月100円の割引になりますが、その一方で他社カードや口座振替でガス代を支払った場合に付与されるT-POINTが付与されなくなるというデメリットもあります。


 ENEOS都市ガスのT-POINT還元率はガス代200円(税抜)ごとに1ポイントなので、実質0.5%(税込み額ベースでは0.455%)です。ENEOSカードSでガス代を支払うと、このポイント還元が無くなってしまいます。


 また、他社のクレジットカードでは例えば楽天カードやヤフーカードはポイント還元率が1%で、当然ENEOS都市ガスのガス代を支払っても1%分のポイントが付きます。そのポイント還元とも比較する必要があります。


お得の損益分岐点は?


 ENEOSカード S・Pと、他社カードを比較します。100円の割引と、各カードのポイント還元、ENEOS都市ガスのT-POINT還元(税込み額の0.455%として計算)を加味した試算です。


ケース 損益分岐点
対ポイント還元率0.5%カード 28169円
以下ならENEOSカードがお得
対ポイント還元率1%カード
楽天カードdカードなど
11696円
以下ならENEOSカードがお得
対ポイント還元率1.2%カード
リクルートカード
9479円
以下ならENEOSカードがお得

 ポイント還元率1.2%のリクルートカードと比較すると、月のガス代が9479円以下の場合はENEOSカードで支払った方がお得という結果、ポイント還元率1%の楽天カードなどと比較すると11696円がボーダーラインとなりそうです。


 一般家庭のガス代は毎月5千円程度と言われているので、多くの家庭ではENEOSカードで支払った方がお得になるはずですが、ガスの使用量が多い家庭ではポイント還元率が高い他社カードで払った方がお得になるでしょう。


 続いて、ENEOSカード CやCBなどとの比較です。


ケース 損益分岐点
対ポイント還元率0.5%カード 10471円
以下ならENEOSカードがお得
対ポイント還元率1%カード
楽天カードdカードなど
6873円
以下ならENEOSカードがお得
対ポイント還元率1.2%カード
リクルートカード
6042円
以下ならENEOSカードがお得

ENEOS都市ガス公式サイト ENEOSカード公式サイト



関連記事


都市ガス自由化を知る

ガス会社の比較

エリア別料金比較

参入企業一覧