グローバルエンジニアリングの都市ガスの評価

グローバルエンジニアリングの都市ガス


 福岡県に本社を置くグローバルエンジニアリング社が都市ガス自由化に参入しています。他社と比較してどのようなメリット・デメリットがあるのか、分かりやすく解説します。



グローバルエンジニアリングってどんな会社?


 まずはグローバルエンジニアリングについて説明します。


新技術の開発に積極的な会社


 グローバルエンジニアリング社は新技術の開発に積極的な会社と評価されています。例えば電力事業ではディマンドリスポンスといって、電力の需要と供給のバランスに応じて節電をすることで電力システムの効率化を図るシステムの開発を手掛けています。


 また、固定価格買取制度による買取が終了した卒FITの太陽光発電の余剰電力の買取にも参入し、再生可能エネルギーの普及を下支えしています。


 残念ながら都市ガスにおいて、今のところこうした積極的な技術開発などは見られませんが、例えばエネファームのようなガス機器と連携した家庭全体でのエネルギーマネージメントサービスなどを提供してくれることを期待したいです。


東電系と提携してのガス自由化参入


 ガス自由化に参入するにはガスの製造工場などを用意する必要があり、多額の設備投資を要します。そのことがガス自由化に参入する企業の増加を妨げる要因となっていました。


 グローバルエンジニアリング社は東京電力ニチガスが設立した東京エナジーアライアンス社と提携し、同社から諸々のサービスの提供を受けることでガス自由化参入を実現しました。


料金プランの解説


ガス料金はいくらお得になるの?


 大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」からグローバルエンジニアリングの都市ガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算を紹介します。(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
東京ガスのエリア -3.0%
-1165円
-3.0%
-1838円
-3.0%
-2215円
-3.0%
-2262円
東邦ガスのエリア -3.0%
-1560円
-3.0%
-2458円
-3.0%
-2945円
-3.0%
-3006円
大阪ガスのエリア -3.0%
-1342円
-3.0%
-2102円
-3.0%
-2518円
-3.0%
-2570円

 いずれの地域においても、大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」と比較して一律3%安くなる料金体系です。


 東京ガス・東邦ガスの一人暮らし世帯では、他社と比較しても競争力があると言える料金水準ですが、それ以外の条件では他社に見劣りすると言えます。


供給エリアは?


 東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの都市ガスエリアの一部に対応しています。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


グローバルエンジニアリングの都市ガスの評価


料金水準では見劣り


 料金シミュレーションでも説明したように、条件によっては例えば東邦ガスエリアの一人暮らし世帯ではエリア最安値水準と言える魅力的な料金プランと言えますが、一方で使用量が多い世帯などでは他の新規参入と比較して見劣りする料金プランです。


 「一律3%引き」という分かりやすさには利点がありますが、特に使用量が多い世帯ではメリットが薄くなる傾向があります。




関連記事


都市ガス自由化を知る

ガス会社の比較

参入企業一覧