ジャパン電力の都市ガス自由化

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どうなる?ジャパン電力のガス


 ジャパン電力のガス自由化への参入状況を、最新情報をもとに詳しく解説します。



ジャパン電力公式サイト

ジャパン電力の都市ガスへの参入状況


 ジャパン電力のガスの現状を解説します。


ガス自由化には参入していないジャパン電力


 結論から言うと、ジャパン電力はガス自由化に参入していません。ガスの販売を行うにあたって資源エネルギー庁に「登録ガス小売事業者」として登録を受ける必要がありますが、このライセンスも保有していません。


 また、新電力の中には他社のガスを仲介する形で販売しているところも少なくありませんが、ジャパン電力ではそのような販売形態も取っていません。


参入のハードルが高いガス自由化


 ジャパン電力がガス自由化に参入していない要因の一つとして、ガス自由化への参入のハードルの高さを指摘することが出来ます。


 ガス自由化に参入するには、法律が定める保安検査を実施するための体制を整えることが求められるほか、ガスの調達を行う必要があります。電力自由化では「卸電力取引所」などを利用することで比較的容易に電力を調達し供給することが出来ますが、ガス自由化では取引所が設立されていないため、都市ガスを製造できる企業と提携するか、自前で多額の費用をかけて都市ガス製造工場を用意する必要があります。


 ジャパン電力もこのような参入のハードルの高さが障壁となって、ガス自由化への参入を果たせていない可能性があります。


今後ガス自由化に参入する可能性は?


 ガス自由化に参入する企業(主に新電力)は、徐々にではありますが増えつつあります。


 既に都市ガスの販売を行っている企業のガスの販売を取り次ぐ形で参入する方法のほか、保安体制やガスの調達などをパッケージとして提供するサービスを活用することでハードルを乗り越えています。ジャパン電力についても、そうした他社との提携によってガス自由化への参入が実現する可能性はゼロではないでしょう。


ジャパン電力と一緒に契約すべきガス会社は?


 ジャパン電力がガスを提供していない今、ガスはどうすればいいのか。「正解」を紹介します。


ガスだけで安くなる会社がおすすめ


 新規参入のガス会社の多くは、ガスだけでも契約することが可能です。電気・ガスでは「セット契約」に注目が集まっていますが、ほとんどのケースで電気・ガスを別々の会社と契約した方が遥かにお得になります。


 ジャパン電力の場合も、安いガス会社と別々に契約した方がお得です。例えば東京ガスエリアの料金プラン(3人世帯平均使用量)でシミュレーションした結果はこちら。


内容 ガス料金 電気料金 月合計 月の差額
東京ガスのガスと
東電の電気
6144円 11078円 17222円 -
電気・ガスともに東電 5959円 10973円 16932円 -290円
電気・ガスともに東京ガス 6144円 10123円 16267円 -955円
エルピオ都市ガス
ジャパン電力
5851円 10096円 15947円 -1275円
いずれも原料調整費などは含まず ガスは39立米、電気は391kWh:40Aで計算
3人世帯の平均使用量

 3人世帯の平均使用量で試算した場合、東京ガスや東京電力のセット契約よりも、ジャパン電力と「エルピオ都市ガス」を組み合わせて利用した方が料金が安いという結果になります。


 他の条件や地域においても、あしたでんきの電気代が安い条件下では「ジャパン電力+他社ガス」の組み合わせが電気ガスセット契約よりも安くなるケースが多いです。


 地域によって安いガス会社は異なるので、以下の比較表から探してください。ガスだけで契約できるプランも多数あります。




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