マルエイ都市ガスの評価

マルエイ都市ガスの概要


 プロパンガス事業などを手掛けてきたマルエイが2020年1月から都市ガスの販売を開始しました。東邦ガスや中部電力など他社と比較しながら、マルエイ都市ガスのメリット・デメリットを解説します。



マルエイ都市ガスってどんな会社?


 まずはマルエイ都市ガスについて説明します。


明治時代創業の老舗エネルギー企業


 岐阜市に本社を置くマルエイは明治時代に創業した老舗のエネルギー企業です。1954年からプロパンガスの販売を開始し、その後はリフォームなど住宅設備の販売も手掛けています。


東電系と提携してガス自由化に参入


 ガス自由化では多額の設備投資を必要とするガス工場の建設など、参入のハードルが非常に高いといわれており、新規参入が伸び悩む要因の一つとして指摘されています。マルエイほどの企業規模で一から必要な設備や体制を整えることは出来ません。


 そこでマルエイは東京電力ニチガスが共同で設立した東京エナジーアライアンスと提携し、そこから都市ガス事業に必要な諸々のものを調達することでガス自由化への参入を果たしました。


 東京エナジーアライアンスはマルエイの他にもTOKAIなどとも提携しており、「似たような」料金プランを提供しています。


料金プランの解説


ガス料金はいくらお得になるの?


 大手ガス会社の標準的なプランである「一般契約」からマルエイ都市ガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算を紹介します。(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算)


お得率と年間節約額 1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
東邦ガスのエリア -3.0%
-1563円
-3.0%
-2458円
-3.0%
-2945円
-3.0%
-3006円

 東邦ガスの標準的な料金プランである「一般契約」と比較して一律3%安くなる料金体系です。


 既に参入して契約件数を伸ばしている中部電力と比較して割高です。


当初1年間だけ追加の割引も


 マルエイ都市ガスを契約後1年間にわたり「はじめて割」という割引が適用されます。本来は東邦ガスと比較して「3%安」ですが、この割引とあわせると「5.9%安」となります。


供給エリアは?


 東邦ガスの都市ガス供給エリアに対応しています。


支払い方法は?


 クレジットカード払いのみです。


マルエイ都市ガスの評価


2人以上の世帯では他社をおすすめ


 記事前半の料金シミュレーションでも説明したように、東邦ガスと比較して「一律3%安」という料金体系は分かりやすさでメリットがある反面、使用量が多い世帯では他社と比較して割高となります。


 2人以上の世帯では中部電力など他社と比較して見劣りする料金水準です。




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