一人暮らしのプロパンガス代が高すぎるとお悩みの貴方へ
一人暮らしをしていた時にプロパンガスの料金が毎月5千円を超え「なぜこんなに高いんだ」と悩んでいた経験がある私が、一人暮らしのプロパンガス料金を節約する方法を紹介します。「現実的な」方法を提案します。
目次
一人暮らしのプロパンガス代金の平均は?
まずは、一人暮らしのプロパンガスの平均的なガス代と使用量を見てみましょう。
政府統計によれば月○○円
総務省が実施している「家計調査」に、単身世帯の年間のプロパンガス料金の平均額が記載あります。
年度 | 年間ガス代 | 月平均 |
---|---|---|
2014年 | 17517円 | 1460円 |
2015年 | 16115円 | 1343円 |
2016年 | 14805円 | 1234円 |
2017年 | 16948円 | 1412円 |
実際にプロパンガスをお使いの人なら分かると思いますが、プロパンガス代が月1000円台というのは「ありえない」という感想を持つのではないでしょうか。
この統計の数値は、調査対象となった全ての世帯を分母として、ガス代への支出額を集計しているのではないか、と思われます。つまり、プロパンガスを使っていない世帯のガス代を「0円」として、平均値を取っている可能性です。
オール電化世帯が1割、残りの9割の内のだいたい半々ずつが都市ガスとプロパンガスと言われているので、そこから大まかに計算すると上記の数値を0.45で割ったものが「実勢値」に近いのではないでしょうか。
2014〜17年の平均のプロパンガス代金は月1362円なので、0.45で割ると月3026円となります。
この金額でも、「安すぎる」感が否めないです。
プロパンガス会社が出している「目安料金・使用量」
私も以前利用していた、大手不動産会社「大東建託」グループのプロパンガス会社であるガスパルのサイトに、集合住宅での一人暮らしの場合の使用量とガス料金の目安が記載されていました。
この表によれば、一人暮らしの平均のプロパンガス代金は月4389〜5786円、平均使用量は3.7〜6.0m3とのことです。
私も学生時代、京都でガスパルのプロパンガスを使っていたアパートに居住していた頃は、このような使用量・料金でした。なお、プロパンガスは季節によって使用量が大きく変動する傾向があるため、多く使う冬の時期は5786円、夏など少ない季節は4389円ということになるでしょう。
一人暮らしのガス代を節約する方法
シャワー程度しか使っていなくても、なぜか電気代よりも高いプロパンガス代金。これを節約する方法を紹介します。
ガス会社を変えることは難しい
都市ガスは「ガス自由化」により、各戸ごとに自由にガス会社を乗り換えることが出来るようになっています。
しかしプロパンガスの場合は、特に集合住宅では建物全体で同じプロパンガス会社を利用する構造となっているため、自分だけガス会社を変えることは「出来ない」です。また、建物全体でガス会社を変えるのは大家の判断で可能ではありますが、多額の違約金などが発生する場合が多いため、実質難しいと言えます。
唯一の節約方法は「使う量を減らす」こと
そこで唯一出来る節約の方法が、使用量を減らすことです。とはいえ、必要だから使っているガスの使用を控えるのは難しいことです。
可能な範囲で考えると、例えばシャワーを浴びる際にお湯を出しっぱなしにするのをやめるとか、あるいはシャワーヘッドを節水型のものに変えるのもおすすめです。シャワーヘッドは自分で簡単に取りはずしが出来ます。退去時に元に戻せば問題ありません(部品を無くさないように注意!)
節水シャワーヘッドは数千円で購入出来るので、数ヶ月も使えば元は取れるでしょう。
あとは浴槽にお湯を張ると、ひとり暮らし用の物件でも1回あたり150L程度と大量のお湯を必要とします。本当にガス代が気になってしょうがない場合は、浴槽に浸かる頻度を下げるのがおすすめです。
「足湯バケツ」というものがありますが、給湯器から45度くらいのお湯を入れて10〜15分くらい足湯をすると、身体全体が温まるのでおすすめです。浴槽に浸かるのと比べるとどうしても劣りますが、意外と温まります(薄っすら汗をかくほど) お湯の量は1回10L程度と、浴槽の10分の1以下で済みます。
Amazonで1000円程度で買えます。
電力会社を乗り換えると年間数千円の節約に
プロパンガス会社を変更することは実質出来ませんが、電力会社を変えて電気代を節約することは可能です。
工事や費用・大家の許可も必要無く簡単
電力会社を東京電力や関西電力といった大手電力会社からENEOSでんきなどの「新電力」に変更するにあたっては、工事や大家・管理会社の許可は必要ありません。ネットで手続きするだけで、5分もあれば完了します。費用も掛かりません。
停電のリスクや災害時の復旧も、「どの会社と契約しても同じ」なので、そうした面でもリスクは無いと言えます。一人暮らしであれば、電気代を年間で数千円節約出来ます。
以下の姉妹サイトを参考に選んでみてください(メディア掲載多数)