東京電力と日東エネルギー、ガス代が本当に安いのは?
東京電力エナジーパートナーと日東エネルギー、ガス料金が安いのはどちらなのか。世帯人数ごとの平均使用量でのシミュレーション結果をもとに結論を出します。
目次
東京電力と日東エネルギーの料金比較
ガス料金の比較 どちらが安い?
東京ガスの「一般契約」から切り替えた場合の、世帯人数別の平均使用量での試算をもとに料金比較を行います。
お得率と年間節約額 | 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
東京電力 とくとくガスプラン |
-3.0% -1163円 |
-3.0% -1838円 |
-3.0% -2215円 |
-3.0% -2262円 |
日東エネルギー エネ得プランTG |
-3.0% -1163円 |
-3.0% -1838円 |
-3.0% -2215円 |
-3.0% -2262円 |
エルピオ都市ガス スタンダード |
-3.9% -1529円 |
-4.7% -2895円 |
-4.8% -3515円 |
-4.8% -3593円 |
一時的な割引やセット割引を適用しない素のガス料金はほぼ同額となっています。日東エネルギーの都市ガスは東京電力系の会社から調達していることが影響しているのではないでしょうか。
2社とも新規参入のガス会社の中では「平均的」な水準で、エルピオ都市ガスなどと比較すると割高な料金設定です。以下の記事の比較表で他社と料金を比較を比較してみてください。
サービスの比較
料金以外のサービス内容や細かな条件を比較します。
東京電力 | 日東エネルギー | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し ※ガスのみ契約の場合 |
無し |
支払方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード、口座振替 |
付帯サービス | 生活かけつけサービス | 無し |
東京電力の都市ガスを契約すると、電気設備・水・鍵・窓ガラスのトラブル発生時に90分まで(電気のみ60分)応急対応を無料で行ってくれる「生活かけつけサービス」が無料で付帯します。部品代も2万円まで無料という手厚いサービスです。
日東エネルギーと東京電力の都市ガスを比較すると、料金は「同等」ですがサービス面では東京電力の方が優れていると言えます。
両社の特徴をまとめます
最後に、両社の特徴をまとめます。
東京電力エナジーパートナー
2017年の都市ガス小売り自由化を機に家庭向けの都市ガスの販売に参入しました。電力会社は発電用に膨大なガスを扱っており、そうした知見を活かして都市ガスの販売を行っています。
料金面では日東エネルギーと同水準ですが、無料で付帯する生活かけつけサービスがとても充実しているので、総合的には東京電力の方が良いと思います。
日東エネルギー
足立区に本社を置く、プロパンガスやスーパー(ベニースーパー)などを運営する企業グループです。都市ガスは東京電力とニチガスが設立した東京エナジーアライアンスから調達しています。
ガス料金自体は東京電力と同等水準ですが、日東エネルギーには生活かけつけサービスの付帯が無いため総合的に比較すると東京電力の方が優れていると思います。

まとめ
最後に2社の特徴や違いをまとめます。
- ガス料金は同水準の設定
- サービス面では東京電力が優れる(付帯サービス)
料金は同水準の設定ですが、付帯サービスのところで東京電力が大きくリードしており、2社を比較すると「東京電力を選ぶべき」という結論となります。
とはいえ更に安いガス会社もあるので、他社と比較しながら比較検討してください。