口座振替割引を廃止した東京ガス 契約者の対処方法を解説
東京ガスは口座振替割引を廃止し、ガス料金を実質「値上げ」しました。口座振替割引廃止の詳細と、利用者が取るべき対処方法を解説します。
目次
口座振替割引を廃止した東京ガス
口座振替割引の廃止をくわしく解説します。
2025年3月で廃止に 年間660円値上げに
東京ガスはこれまで口座振替でのガス料金支払いに対し適用してきた「口座振替割引」を2025年3月検針分をもって廃止しました。
口座振替割引は口座振替でのガス料金支払いに対し月55円を割引くものでした。この割引がなくなることで、これまで口座振替割引の適用を受けていたユーザーが支払うガス料金が年間660円値上がることになります。
なお、口座振替割引はその名の通り「口座振替」での支払いに適用されます。クレジットカードでの支払いには適用されていないため、カード払いでガス料金を支払っていた方には影響はありません。
口座振替割引の廃止は東京ガスに限った話ではなく、全国の電力会社でこの数年で一気に進んでいます。例えば東京電力、九州電力、中部電力、中国電力なども2020年以降、口座振替割引を廃止しています。大手ガス各社では大阪ガス、東邦ガス、西部ガスにはもともと口座振替割引は無く、東京ガスが他社に足並みを揃える形です。
実質月55円の値上げに 利用者の対処方法は?
口座振替割引の廃止により月55円・年660円の実質値上がりになります。利用者が取るべき対処方法を3つ紹介します。
カード払いのポイント還元で「帳消し」に
クレジットカードでガス料金を支払うことで、利用金額に応じてカード会社からポイントが付与されます。一般家庭のガス料金は平均で月5000円程度ですが、ポイント還元率1%のクレジットカードで支払うと月50ポイントが付与されるので、口座振替割引と同等です。
光熱費の支払いにおすすめの、高還元率・年会費無料のカードは以下の記事で紹介しています。なお楽天カードは通常1%還元ですが、東京ガスのガス料金を始め公共料金の支払い時の還元率を0.2%としているのでご注意ください。
安いガス会社に乗り換える
ガス会社を東京ガスから割安なガス会社に切り替えることで、ガス料金が安くなります。例えば月31m3のガスを使う2人世帯で東京ガスの一般料金からエルピオ都市ガスに乗り換えると、年間で約2800円安くなります。口座振替割引は年間660円なので、廃止により値上がりする以上にお得です(新規参入のガス会社には口座振替割引は無いのが一般的)
ガス会社の乗り換えは簡単で、ネットから申し込むだけで完了します。東京ガスへの解約手続きも必要ありませんし、工事もありません。初期費用なども発生しない会社がほとんどです。ただし注意点として、東京ガスで「一般料金」以外のプランを利用している場合、特にガス床暖房やガスの浴室乾燥機、ガス暖房、エネファームなどを設置しているご家庭では東京ガスを使い続けた方がお得です。「一般料金」を利用している方にガス会社の乗り換えをおすすめします。
割安なガス会社は以下の料金比較表で簡単に探すことが出来るので参考にしてください。ガス代が安くなるだけでなく、数千円分以上のキャッシュバックがあるガス会社もあります。
- 東京ガスより安いガス会社はこちら
東京ガスのエリアのガス会社料金比較表
一覧表で簡単に探せます
電気を乗り換える
東京ガスは電気も販売しています。東京電力エナジーパートナーから東京ガスの電気に切り替えることで、電気代が年間約3000円安くなります(2人世帯:30A契約・348kWh 東電スタンダードSとの比較 東京ガスは電気ガスセットプラン)
電気の乗り換えも、ネットからの申込みだけで簡単に出来るのでおすすめです。東京電力への解約手続きも必要無く、工事もありません。既に387万件が東京ガスの電気を利用しています(2024年3月時点)
東京ガスの電気のくわしい解説は以下の記事で。
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概要
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乗り換えについて
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