レモンガスの都市ガスの利点・欠点
首都圏でプロパンガスや宅配水「アクアクララ」を展開しているレモンガスが、都市ガス自由化に参入しました。1942年創業、売上高154億円とプロパンガス会社としては中堅企業です。
東京ガスなど他社と比較しながらメリット・デメリットを詳しく解説します。
目次
料金プランの解説
まずは料金プランから見ていきましょう。
世帯人数別の料金シミュレーション
東京ガスの「一般契約」からレモンガスに乗り換えた場合の、世帯人数ごとの試算です(総務省「家計調査」から求めた平均使用量で試算 原料費調整を含めずず→原料費調整の推移によっては一時的に東京ガス一般料金より割高になる場合があります)
1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 | |
レモンガス ガスのみ |
-3.8% -1483円 |
-4.3% -2604円 |
-4.4% -3230円 |
-4.4% -3308円 |
他社では使用量が少ないと東京ガスよりも割高になる場合がありますが、レモンガスでは使用量に関係なく東京ガスよりもお得な料金設定なので安心して契約できます。
料金水準は東京ガスエリアではトップクラスの低料金です。
更に、年間で600m3以上のガスを使うと、13ヶ月目以降の料金が1m3あたり3円安くなります。4人世帯の平均で年480m3なので、大家族ではこの割引が適用される可能性があります。この割引が適用されると最安水準です。
最新のキャンペーン情報
公式サイトから申込むと、供給開始12ヶ月目のガス料金から最大1万円割引になります。割引額は翌月以降に繰り越されません。
当サイトの試算にはこの値引き分を含めていません。
セット割引
レモンガスの各種サービスを利用している人向けに、セット割引が用意されています。
セット割対象サービス | 詳細 | 割引額 |
電気 | 都市ガスとセット契約 | 毎月330円引き (年間3960円) |
アクアクララ | 宅配水 | 最大330円引き (年間3690円) |
レモンガス光 | ネット | 880円引き (年間10560円) |
レモンガスは都市ガスは安いですが、電気料金は他社と比較して安いとは言い難いです。セット契約は利用せずに、電気代が安い他の新電力と組み合わせて利用するとお得です。裏技ですが東京ガスの電気を契約して、ガスをレモンガスにすると安いです。
解約時の違約金は?
契約上は1年契約ですが、それに満たない期間で解約しても違約金の発生はありません。
供給エリアは?
東京・神奈川・埼玉で東京ガスの都市ガスを利用している世帯が対象です。
レモンガスの評価
契約する際に確認しておきたいポイントを一緒に見ていきましょう。
ガス代補助金対象
レモンガスの都市ガスは他の多くのガス会社と同様に、政府が実施している「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の対象として採択されています。2023年2〜9月使用分まで、ガス料金が30円/立米割引になります。
レモンガスを選ぶデメリットは?
デメリットを挙げるとすれば、東京ガスの「一般契約」以外のプランからの乗り換えの場合は、現在の東京ガスの料金よりも高くなる可能性がある点です。
ガス床暖房などを設置している世帯が利用している「選択約款」プラン(「暖らんプラン」など)から乗り換える場合は特に注意して検討してください。床暖房用のプランについてはENEOS都市ガスの「床暖プラン」が安いのでおすすめです(東ガスより4%オフ)