東京電力の都市ガスの概要
東京ガスとの熾烈な競争を繰り広げる東京電力。200万件もの電気の契約を東京ガスに奪われた一方、200万件のガスの契約を奪い返しています。そんなTEPCOのガスはどんなサービスなのか、東京ガスや2020年秋からエリア拡大した大阪ガス・東邦ガスと比較しながらメリット・デメリット両面を解説します。
目次
ガス料金プランの解説
気になる料金プランを詳しく紹介します。
地域別 乗り換えでいくらお得になる?
ガス会社のエリアごとに、世帯人数ごとの「平均使用量」でガス料金を比較します。標準的なプランである「一般契約」との比較です(原料費調整を含めず 原料費調整の推移によっては結果が変わる場合もあります)
お得率と年間節約額 | 1人 月17m3 |
月31m3 |
月39m3 |
月40m3 |
東京ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1165円 |
-3.0% -1838円 |
-3.0% -2215円 |
-3.0% -2262円 |
東京ガスのエリア とくとくガスAP |
+6.7% +2585円 |
+2.8% +1740円 |
+1.8% +1342円 |
+1.7% +1293円 |
大阪ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1342円 |
-3.0% -2106円 |
-3.0% -2522円 |
-3.0% -2574円 |
東邦ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1563円 |
-3.0% -2458円 |
-3.0% -2945円 |
-3.0% -3006円 |
静岡ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1830円 |
-3.0% -2995円 |
-3.0% -3623円 |
-3.0% -3702円 |
西部ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1830円 |
-3.0% -2995円 |
-3.0% -3623円 |
-3.0% -3702円 |
武州ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1272円 |
-3.0% -1978円 |
-3.0% -2364円 |
-3.0% -2413円 |
大東ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1286円 |
-3.0% -2012円 |
-3.0% -2411円 |
-3.0% -2461円 |
東部ガスのエリア とくとくガスプラン |
-3.0% -1604円 |
-3.0% -2625円 |
-3.0% -3191円 |
-3.0% -3262円 |
「とくとくガスプラン」は大手ガスと比較して3%安くなる料金プランです。いずれの地域においても、新規参入のプランの中では平均的か平均よりも割高といえる料金水準です。
東京ガスのエリアで提供されている「とくとくガスAPプラン」は、Amazonプライム会員の年会費とセットになったプランです。通常のプランに、ほぼそのままプライム会員の年会費が上乗せされているので、特にメリットがあるプランではありません。
- 料金プランの比較
- 東京ガスのエリアのガス料金比較表
東京ガスからの乗り換えシミュレーション 全41プラン - 大阪ガスのエリア(関西)のガス料金比較
大阪ガスからの乗り換えシミュレーション - 東邦ガスのエリア(中部)のガス料金比較
東邦ガスからの乗り換えシミュレーション - 東京電力のAmazonプランのデメリット
とくとくガスプランAPの解説はこちら
解約時の違約金は?
ガスだけで契約する場合に関しては、「とくとくプラン」では違約金などは掛かりません。Amazonプライム会員の特典が付くプランは期間中に解約すると2400円の違約金が掛かります。
ガスとのセット割引が適用される電気料金プランについては、解約違約金が5千円掛かるものもあるので契約時に注意してください(プレミアムプランは違約金が3千円、あるいは5千円) なお、セット割引の適用対象外となっている「従量電灯」は解約時に違約金などは掛かりません。
電気とのセット割引も
電気・ガスをセット契約にすると、月102円の割引が加算されます。
注意点としては、東電の従来からある標準的なプランである「従量電灯」はセット割引の対象ではありません。「スタンダードS」などの対象プランへの切り替えが必要となります。
電気料金はほとんど安くならないので、セット契約にするのはおすすめしません。
詳しくは電気料金シミュレーターもご確認ください。
東京電力の都市ガスの評価
他社と比較した利点・欠点を紹介します。
トータルでは東京ガスがお得
セット契約で比較した場合、東京電力よりも東京ガスの方がお得です。
内容 | ガス料金 | 電気料金 | 月合計 | 月の差額 |
---|---|---|---|---|
東京ガスのガスと 東電の電気 |
5100円 | 9477円 | 14577円 | - |
電気・ガスともに東電 (1年目) |
4700円 | 9329円 | 14029円 | -548円 |
電気・ガスともに東電 (2年目以降) |
4947円 | 9329円 | 14276円 | -301円 |
電気・ガスともに東京ガス | 5100円 | 8727円 | 13827円 | -750円 |
2人世帯の平均使用量です
セット契約で選ぶのであれば、東京ガスを選ぶのが賢明といえるでしょう。東京ガスは電気・ガスともに解約違約金が掛からない点などでもメリットがあります。